「春らしさ」を含む小説

2020年春。東京オリンピック開催延期が決定した。 俺にとって、どうでもいいことだった。 でも、このニュースを皮切りに懐かしい人の名を聞くことになる。 その名は「棒アイスおじさん…

人は誰しも環境の奴隷だ。 生まれた場所、周りの人間、それらに全てを支配される。 そこに意志など存在しない。 中学時代の事件を境に、人と関わることを避けるようになった主人公、直原…

これは、愛を証明する物語――の傍らで起きた話、或いは、有り得たかもしれない話をまとめたものである。 https://kakuyomu.jp/works/117735405489…

26世紀、重力制御技術と空間跳躍技術を実用化した地球人類は、母なる太陽系を超え外宇宙へと進出していた。 大航宙時代の幕開けである。 しかし”コロン《コロンブス》の悲劇”を繰り返さ…

クラスを受け持つことになった秋田葉太は、その中にかつての恋人によく似た生徒がいることに気づく。名前は春川桜子と言った。 校外の公園に訪れた葉太は、そこで偶然、桜子と出会う。打ち解…

　コロナで外出自粛の2020年春。マスクは外に出る際の必須アイテムとなっている。 　部屋に居た私に友人から連絡が入った。 「お勧めの動画だよ、短いし是非見てね」 　見れば「マスク…

殺せない殺し屋、菊池智紀。死ねない自殺志願者、大崎忍。 進級した春、二人は屋上で出会う。 二人は意気投合し、「どうしたら死ねるか」「どうしたら殺せるか」について、淡々と会話をする…

「……マジで、神様ってのは俺のことが嫌いらしいな」 読書家で少し根暗な高校生、冰崎翔はある日突然吹雪の吹き荒れる謎の世界にワープした。そこには何故か絶滅したはずのマンモスや、人…

春から引っ越すため、片付けに追われる主人公。忙しい日の中で、ふと、長い間触れること無く放置されていたピアノの蓋を開ける。

山下奏汰(ヤマシタカナタ)：新高校三年生、ピッチャー 高橋一輝(タカハシカズキ)：新高校三年生、キャッチャー いつだってどこだって、必ず夜は明ける。

栗栖ジンは高校三年の春、雷に打たれて死んでしまった。 隣にいたツンツンして戦闘力の高い、幼馴染の女の子と共に…… 気がつくと真っ白い不思議な空間にいて、神を名乗る人物と出会う。…

ただの幼馴染だった城木翼と天海七渡。 親同士に決められた「許嫁」宣言をきっかけにお互いが気になり、甘～いラブコメが始まるかと思いきや……七渡の引越で離れ離れになっていた！ しかし…

故郷を捨てカメラを捨てた男、夏が嫌いな女子高校生、陸上から逃げた教師、赤の他人と暮らすOL、花屋を営む青年＿＿。 これは、とある小さな街の、春夏秋冬を全力で生き抜く五人の小さな…

自分のリハビリを兼ねて、短いお話を毎日書きたいと思います。ひとつひとつは続きません。一話完結です。

朝の光を受けて切り絵のような美しさを見せる「桜ロード」に現れる車椅子を押す和装の婦人。彼女の美しさに心奪われ、彼女の旦那らしき車椅子に乗る青年に殺意さえ覚える男。花の時期の終わり…

【夢幻郷】それは、男が春を売り、女が春を買う場所。 その郷で一際目立つ妓楼があった。 その妓楼の名は【香月屋】。 見目麗しい男たちに惹かれ、多くの娘子達は胸をときめかせ一晩の春を…

　ある春の日、私は橋の上で財布を拾った。よくある事だ。次の日私は、鍵を拾った。初めてのことでは無かった。その次の日、私は初めて「夢」を拾った…

ゆあん様ご企画「筆致は物語を超えるか【葉桜の君に】」参加作品です。 （https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054895319694） …

　昭和58年春、高校に入学したばかりの僕は、ある日拉致られて無理矢理に「生徒会役員」にされてしまう。パワフルなチビっ子会長、物腰柔らか副会長、元気体育系書記の三人の女の子に囲まれ…