概要
これは世界に『春』を取り戻すための物語
「……マジで、神様ってのは俺のことが嫌いらしいな」
読書家で少し根暗な高校生、冰崎翔はある日突然吹雪の吹き荒れる謎の世界にワープした。そこには何故か絶滅したはずのマンモスや、人語を理解する人獣など、謎に包まれた存在が数多く存在していた。
この世界はどこなのか。翔は何故この猛吹雪の世界にワープしたのか。
幾重にも折り重なった謎を紐解いていく、氷雪世界での何よりも心灼く物語。
*小説家になろう、アルファポリス、星空文庫、ノベルバ、ノベルアップ+にて重複投稿させていただいています。
読書家で少し根暗な高校生、冰崎翔はある日突然吹雪の吹き荒れる謎の世界にワープした。そこには何故か絶滅したはずのマンモスや、人語を理解する人獣など、謎に包まれた存在が数多く存在していた。
この世界はどこなのか。翔は何故この猛吹雪の世界にワープしたのか。
幾重にも折り重なった謎を紐解いていく、氷雪世界での何よりも心灼く物語。
*小説家になろう、アルファポリス、星空文庫、ノベルバ、ノベルアップ+にて重複投稿させていただいています。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!読みすすめるほどにハマります。
「何の力も持たないたった一人の少年が、この長く冷たい『冬』に抗う物語。」――第二章 プロローグより
予想もつかない展開と、世界をしっかり捉えようとする理知逞しい主人公の眼差しがいきて、次々と転がっていくストーリーにも取り残されることなくつい夢中になって読んでしまいます。
また様々な謎が絶妙なタイミングで明らかになり、気づけば作品の世界に没頭していたなんてことも。読みすすめるほどにハマりました。
異世界とは何か、チートとは何か。
流行の中にも流されずに本質を見つめようとする作者さまの視点が伺えて、だからこそ雪原の大地すらも異世界として描けてしまうのではないかと思います。
五感を刺激する…続きを読む - ★ Good!過酷な凍てつく世界で生きる事
普段、異世界ファンタジー(というジャンルで良いのだろうか?)を読む事があまりないので、そんな人がレビューを書いているんだなと思って読んで頂ければ幸いである。
出だしから情景描写に力を入れている点が窺える。
異世界に転移したところ凍てつく銀世界というのも面白い。自分が読んできた小説の中では、今までに見た事がない設定なので驚いた。
なかなか他の登場人物(人間)が現れないのも、翔がこの地でどう生存していくのかと、先を読みたくなる気持ちを昂らせる要因の一つになっている様に思う。
ただ、どうしても気になるのが視点の揺らぎ。
三人称一元視点で書かれていると思うのだが、稀に一人称視点で書かれた文の描写…続きを読む