過酷な凍てつく世界で生きる事

普段、異世界ファンタジー(というジャンルで良いのだろうか?)を読む事があまりないので、そんな人がレビューを書いているんだなと思って読んで頂ければ幸いである。

出だしから情景描写に力を入れている点が窺える。
異世界に転移したところ凍てつく銀世界というのも面白い。自分が読んできた小説の中では、今までに見た事がない設定なので驚いた。
なかなか他の登場人物(人間)が現れないのも、翔がこの地でどう生存していくのかと、先を読みたくなる気持ちを昂らせる要因の一つになっている様に思う。

ただ、どうしても気になるのが視点の揺らぎ。
三人称一元視点で書かれていると思うのだが、稀に一人称視点で書かれた文の描写になってしまっている所(推定の多様)があるので、推敲を繰り返してより良い作品にして欲しいと思う。

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