BLIZZARD!

作者 青色魚

45

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★★★ Excellent!!!

「何の力も持たないたった一人の少年が、この長く冷たい『冬』に抗う物語。」――第二章 プロローグより

予想もつかない展開と、世界をしっかり捉えようとする理知逞しい主人公の眼差しがいきて、次々と転がっていくストーリーにも取り残されることなくつい夢中になって読んでしまいます。

また様々な謎が絶妙なタイミングで明らかになり、視点の切り替えがスムーズになっていくことも相まって、気づけば作品の世界に没頭していたなんてことも。読みすすめるほどにハマります。

異世界とは何か、チートとは何か。
流行の中にも流されずに本質を見つめようとする作者さまの視点が伺えて、だからこそ雪原の大地すらも異世界として描けてしまうのではないかと思います。

五感を刺激する豊かな情景描写と、言葉のイメージの扱い方が巧みで挑戦しにいっている感じが、個人的にとても好感が持てます。今後もぜひ執筆活動続けていただきたいです。応援してます。

今後が楽しみな作者さまです。

★★★ Excellent!!!

 闘争の3つの要素に『技』『術』『略』があります。

 ここまで拝見させてやっと理解した事ですが、主人公の戦い方は、長い期間に過酷な訓練を受けて身に付けた『技』ではなく、知恵を絞り自らの手札を見つめ相手の手札を読みきって、そこで繰り出す『術』であり『略』であるのです。

 その『戦術』『戦略』によって、盤面を一気にひっくり返す。そこにカタルシスを感じ、面白さを感じるのだと思います。

 主人公に百の精鋭兵を与えたらどうなるか。そんな三國志の軍師のような活躍を期待する所もあります。

 良いエンディングが迎えられる事を祈ります。

Good!

普段、異世界ファンタジー(というジャンルで良いのだろうか?)を読む事があまりないので、そんな人がレビューを書いているんだなと思って読んで頂ければ幸いである。

出だしから情景描写に力を入れている点が窺える。
異世界に転移したところ凍てつく銀世界というのも面白い。自分が読んできた小説の中では、今までに見た事がない設定なので驚いた。
なかなか他の登場人物(人間)が現れないのも、翔がこの地でどう生存していくのかと、先を読みたくなる気持ちを昂らせる要因の一つになっている様に思う。

ただ、どうしても気になるのが視点の揺らぎ。
三人称一元視点で書かれていると思うのだが、稀に一人称視点で書かれた文の描写になってしまっている所(推定の多様)があるので、推敲を繰り返してより良い作品にして欲しいと思う。

★★★ Excellent!!!

氷河期(?)の情景が良く表現されている。氷河の不安定な世界観を世界の謎や不思議な動物を使って魅力あるダンジョンに昇華していると感じた。
戦闘シーンは(投稿日現在)個人的にもう一捻り欲しかったところ。「現代人の知恵」を今後どう利用していくかを期待したい。
ともあれリアルで高い文章表現力は眼を見張る物がある。今後に期待したい。

★★★ Excellent!!!

本来尺を長く取ると混雑するものですが、文章力の高さのお蔭で上手く整理されているように感じられました。描写力も高い。何故あの娘が人語を理解出来るのか謎ですが、今後の展開で恐らく明らかになる……謎がどのように解かれていくのか楽しみにしております! 今後も注目です!