「見えない 短編」を含む小説

頂いたお題で書いた短編になります。 女性が10歳になると人魚になる世界でのお話です。 横読み推奨です。

　俺のノートには奇談が詰まっている。 「街角で見えないナニカが足にまとわりつく」 「電車の中で姿の見えないナニカに腕を引かれる」 　どれも友人が体験した不思議な現象だ。 　科…

過去作「空が落ちてくる瞬間」の続き・・・。

気がついたら足が宙に浮いていた。自分のことは何一つ思い出せない。けれど不思議と不安は無かった。むしろユウレイだからこそ出来ることにワクワクしていたのに。眠れないユウレイにとって、…

陽キャモテ男子の大羽くんは、ある日陰キャ女子の森宮さんに告白する。 「君のムネが好きだ！」と。 女子のおっぱいが好きすぎるヤバい男子と、実はクセ者な巨乳女子の、ムネから始まるトー…

とある男性の最後の瞬間に立ち会った主人公は自分にもそのときが近いことを感じた

霞 蓮花（カスミ レンカ）は二十四歳。背中の半ばまであるストレートのロングヘアは、今どき珍しい黒髪。色白で細身の体、やや高めの身長、バストは密かにEカップ。 そんな彼女は、派遣O…

　短編二本立て。 『でっど（オア）あらいぶ』 　… 　癌で倒れた父親にできることはもうなかった……心電図が死を察した。 「ご臨終です……？」 　死んだと思えば息を吹き返し、かと…

ある日、勤め先で上司に呼び出された主人公。仕事も順調に進んでおり、心当たりがなく不審に思う。得意先からクレームが入っており、内容は「奥行き」が気に入らないという。奥行きとは一体何…

私を大切に育ててくれた父 わがままばかりだった私 いつか気づく思い出の話

長年目が見えなかった私は、その治療のため、しばらく入院することとなる。そこで出会った、名前も顔も知らない君の口から溢れた美しい景色に、私は一瞬で心を奪われてしまった。

大学生のバンドマン・トウヤと、トウヤにしか見えない『久我山さん』。

夜、風呂に入る。 固く凍ったその心、解けて見えたのは終の夢

令嬢だけを狙った連続誘拐事件。 いまだ解決の糸口さえ見えないこの凶悪非道な事件に挑むのは、若手エージェントである私。 勇躍奮起して、おとり捜査に乗り出したのだが……。 そんな私…

海辺に住んでいる、恋に恋する女性はこの国の王太子が好き。 姿絵を見つめてはきゅんきゅんしたり、切ないため息をついたり。 ある日海に見慣れぬ船があるのが見えた。 何やら胸騒ぎ…

毎日同じ時間に同じことをやる生活 嫌になるほど同じリズムだった ある日、庭に人影が見えた。 その場所にはハンカチが落ちていた。

建物が取り壊された跡地を前にして、首を捻った経験があるだろうか。 僕は今まさに遭遇している。首をかしげ、特に意味もなく空を見上げ、そうしてまた更地に目をやった。すると、扉が一つ現…

最高級砂糖を読んでくださる方に。 そんな作品にできすように頑張りました。 ぜひ気楽に読んでいってください！ そしてよろしければコメントをください。 嬉しい内容なら泣いて喜んで…

よく見ると、それは人の形をしていた。 見間違いかもしれない。しかし私には、それが赤い光をまとった人間で、それが奥へ奥へと走り去っていくように見えたのだ。 「おい、待て、おい、…

弱小マジック部への入部をかけての一番勝負。 「ぼくはこれから、成子（せいこ）さんの目には見えてなかったけど存在しているあるものを、一瞬のうちに見えるものとして提示してみせます…