「籠」を含む小説

おさよは亭主の仙吉を思いやる、良くできた女房だった。 ※キセルの羅宇 (らう)とは、たばこを詰める火皿の雁首 (がんくび)と吸い口を繋ぐ部分のことで、羅宇屋は、その羅宇の掃除や…

七月。出淵次郎は亡き妻の新盆で、娘親子を出迎えた。目に入れても痛くない四歳の孫娘を抱っこしながらテレビを見ると、お昼の怪奇・心霊特集番組が始まった。コーナーが怪談噺「牡丹灯籠」を…

夏休み。 主人公の川原千歳は友達の富田弘人とフルダイブマシンのコネクターSPを買いに行った。 千歳の夏休みを満喫する物語。 本当にそれだけか？

空き家に住み着いていた仲の良い三匹の虫達。 彼等の平和な毎日は人間が引っ越して来た事により終わりを迎えました。 逃げついた先は日の当たらない天井裏。 そこでチリやホコリを仕…

物語の役から外された子供が集められた『屑籠』という場所。 いずれは「あるべき場所に戻ることが出来る」という話から、屑籠の内部では再生派と転生派が争っていた。 No.46はその中で…

芥楽（ケラク）とは、ちょっと変わったことができる道具たちの総称である。 それらは時に人や動物の姿を持ち、本来ならありえない不可思議を招く。 六月、芥楽・ミカゴの持ち主である籠倉…

あれは我が仇。 もう幾度繰り返しただろうか。 己から全てを奪った娘を守る男の話。 第五回こむら川朗読小説大賞参加作品。

【なろう初期版に置き換えました。文字数は大幅に変更されています】 　レベルアップするとステータスの数値が減少するデスゲーム 〈リアゼノン・オンライン〉 　そんなゲームにロ…

桜子は同期の中で一番早く、大好きな人と結婚した。 彼に守られ、幸せな日々を過ごしていると思ったのに。 数年後千紘が知らされたのは、全く想像していなかった桜子の生活だった。

鳥籠の中で生きてきた少女アイオラ。 今までも、そしてこれからもずっと、一人ぼっちの世界が続くと信じて疑わなかった。 そんなアイオラは、碧色の鳥との邂逅によって、〈地上〉を目指…

捜査一課の刑事、斑目鍵子は部下の神崎弦之介と共に麻薬売人を追っている最中、有り得ない出来事にでくわす。 それは、突如現れた男が、一瞬のうちに売人と共に何処かへと消えてしまったのだ…

8回カクヨムweb小説コンテスト用に 　・題名　「霊ろ刻（ちろこく）物語：うぶすな神の婿」として下記を修正し別にUP https://kakuyomu.jp/works/1681…

とあるお屋敷に4つの鳥籠がありました。 そこには、それぞれたいそう美しい金糸雀が住んでおりました。

しがない探偵の俺は、街角で身なりの良い老人に声をかけられた。 「わしが死ぬ時、独りにしてくれ」 不思議な依頼の正体は、ちょっとした立てこもりだった。 老人の言葉が意味するところと…

俺の名前は二上瑞樹。ふつーの高校生だ。彼女もいないしできる雰囲気もない。 しかし突然現れた転校生の草城風寺紅という女性に告白される。 そしてなんだかんだあり付き合うことになった…

光の届かない深いその森は、夜の国と呼ばれていた。 異形の魔物達が蔓延り、人間ならば数時間で狂気に陥ってしまう森の中で、白銀の髪を持つ少女は一人の魔物に拾われた。 異形を纏める巨大…

　魔王軍幹部の一人、魔将軍ウォーケン。 　 　生まれてから長い間、たったひとりで山籠もり生活を行っていた彼は、ある日それまで見たことも無かった『魔法』を使う美女に出会う。 　その…

どこまでも、まよいみちさんのランダム三つのお題から作成した短編小説です。 すべてフィクションです。 小説を書く行為は、数年のブランクがあり、リハビリ中です。 一話ずつで完結です。…

高校生の稚葉（わかば）の弟、蒼は引き籠もり。ある日、稚葉と蒼は、蒼が遊んでいたMMORPGの世界に飛ばされてしまう。突然始まった姉弟の異世界共同生活。戸惑いつつも力を合わせて順応…