「妖怪 あやかし」を含む小説

朝顔の咲き乱れる森の社で、少女は不思議な女と出会ったが……？

上京した文（かざり）は立ち寄ったそば屋で早々強盗事件に巻き込まれるが、イケメン客の活躍により助けられる。 ホッとしたのも束の間、住むはずだったアパートが水漏れにより宿無しになって…

「悪霊は、この中にいます！」 「出てけっつってんだこの三流詐欺師がっ！」 寂れた商店街の定食屋の女主人、間田木リョウコの元にやって来たのは巫女服をまとった謎の少女。少女によれば、…

駅前の雑居ビルの半地下一階。 カウンターのみの店内には、大きめのエスプレッソマシーンが一台。店員は基本的に店主ひとりだがその時々オーナーが来ることもある。 オープンして少し経…

　俺のノートには奇談が詰まっている。 「街角で見えないナニカが足にまとわりつく」 「電車の中で姿の見えないナニカに腕を引かれる」 　どれも友人が体験した不思議な現象だ。 　科…

この春、中学を卒業して高校に進学した筆上零(ふでがみれい)は、才色兼備だが変人と評判の先輩、高月雫(たかつきしずく)と出会う。彼女が部長を務める「怪異研究部」に体験入部する事にな…

霞 蓮花（カスミ レンカ）は二十四歳。背中の半ばまであるストレートのロングヘアは、今どき珍しい黒髪。色白で細身の体、やや高めの身長、バストは密かにEカップ。 そんな彼女は、派遣O…

　なにも無い日常を過ごしていたOLのカナコは、ある日一回りほど年下に見える初対面の男性、ヤシャに言い寄られてプロポーズされる。 　そのことを飲み仲間に愚痴り、自分の今の彼氏がクズ…

～あらすじ～ 　　目つきの悪さが印象的な少年・大槻勢十郎(おおつきせいじゅうろう)は、高校一年の春休みに祖父・八兵衛の遺産である『大花楼』を相続した。 　ところが、新生活を夢見…

「これは……まさか、ラブレター！？」 　特技は人に流されること。少し気弱なごく普通の少年、斎藤楓はたった一人の家族である母と一緒に暮らしていたが、十五歳の誕生日に差出人不明の封…

「この世」のすぐ隣には、「あの世」が存在する。私たちは「異界」と呼んでいるが、「地獄」と言い直しても構わない。それにふさわしい「魔物」が徘徊しているからだ。「魔人」「妖怪」「邪神…

都内福嗣町の中心に位置する神社『稲妻神社』には不思議な力を持つ少女がいた。 彼女は時として人に取り憑き悪事を繰り返す妖の類を地獄へと連行する執行人であった。 ……という話はなき…

鬱蒼と茂った森の中にある神社。霊験あらたかなその場所の近くには、不思議な店があった。 昼間は人間が、夕方になるとあやかしや神々が遊びに来るその店は、なんでも出てくるところだった。…

その姿、容姿端麗にして、眉目秀麗たる美丈夫なり。 その術、十全十美にして、完全無欠の領域なり。 まさに、才色兼備にして、秀外恵中の人物なりて。 されど、その心、清廉潔白や品行方正…

黒髪長髪イケメンのバーテンダーはいいぞ。黒髪盛り合せ。 イケメンバーテンダーに憧れるちょっと弱気な彫り師の男が、怪異と出くわす話。 バーテンダーの他に胡散臭い黒髪長髪イケメンも…

田舎の小学校４年生の教室に転校生の女の子がやってきた。 オレンジ色のバンダナを頭に巻いたその子の名前は、鬼丸あかり。 となりの席に座るのは、学級委員長の桃田ヒロ（あだ名はモモタロ…

江戸時代の大坂に、一人の美しい町娘がいた。ある日、この娘の愛猫「茶々丸」は、家に巣くう妖怪ネズミの退治を決意し、隣町のトラ猫「虎徹」とタッグを組む。

ほら吹き男爵の末裔、バロンこと富士林楓太郎は三叉戟の遣い手輝虎、必中の弓手夕姫とともに人と社会に害をなす怪(あやかし)を人知れず撃退している。バロンは白桜神社の娘、巫女の弥桜に出…

中学2年生の白井百合は特にこれといった特技もなく、いつも教室の隅で静かに本を読む日々。そんなある日、少しの興味本位で学校近くの古びた神社に足を踏み入れる。そこで出会ったのは――金…

白鳳12年3月（西暦672年4月）。 大王の命を受け、その身にアマテラスの神霊を宿らせて、神器『八咫鏡』を奉る地を探す旅を続ける少女、大来女王（おおくのひめみこ）。 女王は屋代を…