概要
貰った手紙はラブレターじゃなくて、陰陽術学校からの入学許可証でした。
「これは……まさか、ラブレター!?」
特技は人に流されること。少し気弱なごく普通の少年、斎藤楓はたった一人の家族である母と一緒に暮らしていたが、十五歳の誕生日に差出人不明の封筒を受け取る。中身は陰陽師を養成するための学校である『本楼陰陽術学校』への入学許可証だった。
宛名には斎藤楓ではなく、黒瀬楓の文字。気味が悪くなって一度は捨てるものの、翌日になると今度は自室の机に同じ封筒が置かれていた。
そして奇妙な手紙をきっかけに、楓は母から実は自分は母の息子ではなく母の友人夫妻が遺した子供なのだと明かされる。
成り行きで、もしくは、ほんの少しの好奇心で。彼は陰陽師の世界へと足を踏み入れることになった。
特技は人に流されること。少し気弱なごく普通の少年、斎藤楓はたった一人の家族である母と一緒に暮らしていたが、十五歳の誕生日に差出人不明の封筒を受け取る。中身は陰陽師を養成するための学校である『本楼陰陽術学校』への入学許可証だった。
宛名には斎藤楓ではなく、黒瀬楓の文字。気味が悪くなって一度は捨てるものの、翌日になると今度は自室の机に同じ封筒が置かれていた。
そして奇妙な手紙をきっかけに、楓は母から実は自分は母の息子ではなく母の友人夫妻が遺した子供なのだと明かされる。
成り行きで、もしくは、ほんの少しの好奇心で。彼は陰陽師の世界へと足を踏み入れることになった。