「塊」を含む小説

　大学生の颯太がある日拾ったのは、底面約７０ｃｍ四方、上面約４０ｃｍ四方、高さ約３０ｃｍのリベット打ちされた四角錐台の鋼鉄の塊。それは、話すことはないものの、浮遊し回転し、表情豊…

高校総体の決勝戦。女子サッカー部でエースを務める環は苛立っていた。 相手のキャプテンである白沢芹那が、あろうことか自分の絶対的なパートナー・夏緒と仲良く談笑していたからだ。 同点…

白亜高校に通う阿久津 来人はラノベやウェブ小説が大好きな高校一年生の陰キャ。クラス内でぼっちな彼は昼休みにラノベを読んでいると、その日席替えで隣になったカースト上位で『天使』と呼…

！！！危険注意！！！感受性の強い方は読まないでください。 悪霊による連続虐殺事件。 深夜、地元の有名な心霊スポットである廃病院を訪れた若者グループは、女子一人を置き去りに逃げ出し…

軽音部を辞めた森園みゅんは、かつて自分をハードロックの世界にへ引きずり込んだ張本人、鷹野翼と再会し、ささやかな復讐を企てようと画策していた。

背負った大きな籠をいつもより陽気に揺らして、テララは今朝もせっせと小山へ拾集に来ていた。 　人っ子一人、草花さえない広大な荒野を、村から毎朝生活に必要な食糧やら小間物やらを拾いに…

人間誰しも一度は聞いたことがあるのではないだろうか。 寝静まった深夜、キッチンに響く生活の音。 ――そう、夜食を作る、料理の音である。 そして夜食とは！　理性なき人の、欲望の塊で…

二足歩行機械が世界中に拡散し、果てなき争いの果てに『黄昏』を迎えた近未来。 トーレスアークと呼ばれるその機体を使い戦いを生業とするコウ。 今日も生きる為、鉄の塊を相棒として。

【あらすじ】 　チュウカは大都会の裏、裏街に住んでいた。電線や看板を飛ぶように飛び回り、時にはガキの連中に手を出して追いかけ回して壊滅させたり、時には裏街をぶらつく不良たちから…

中国の墓泥棒家族の物語は、ネットで見られる他のトレジャーハンター小説や、ホラー小説とは全く違う。 この本は、作者本人がで墓泥棒をした経験を記録した本だ。作者は高校卒業後、家族と…

新しくなったマルフォイ、読んでみたくないですか？ マルフォイにじゃんけんで勝てばバタービールをあげますよ。 じゃーーんけーーん フォイ！！

悪魔やら妖怪が度々人間を襲撃する世界。それに対抗するために日本では陰陽師や僧兵達が日々闘っている…。がそんなことに一切関わることのない生活を送っていた一般的な高校生コウジは学校の…

フェチズムの塊のような作です。読み返すとあまりに細いのが気がかりになります。もう少し太い作品が書けるとよかったのですが。

俺は掃除をしていた。 ガンツに出てくる黒いかたまりから出てくる物質を。 かたまりは「彼女」だった。名前はない。 報酬は、五百万円だったと思う。

マイナス思考でコンプレックスの塊な松山秋と、破天荒な見た目は天使系美少女、鳩が繰り広げるファンタジー＆コミカル要素満載の作品です！初投稿なので拙いところも多々あると思いますが、楽…

はみ出し者から、はみ出し者へ。呼びかけた競作は、互いの親交の証となる筈だった。生み出された熱の塊に思わぬ冷雨が浴びせられ、男は怒れる獣に変わってしまった。森へ消えた彼を追って、鷹…

ある日、自宅の自室隅に煤埃のような塊を見つけた東郷。 その時は只の汚れだろうと気にしていなかったが、良く見ればその煤埃は自分に向かって動いていた。

人ってさ、私利私欲の塊だよね。 きっと私が死んだら周りは悲しんでしまう、悲しんでくれるだろう。 でも、自分可愛さに私は私の自分勝手な思考で死ぬかもしれない。 もしくはその思い…

※ 2021/4/17 改稿版 公開 自他関係なく人に対して生理的嫌悪感を抱いている”私”は、無理強いされた合コンの席からすぐに逃げ出した。 家にいる”彼女”。会社で近づいてく…