「でも言わない 短編」を含む小説

彼ははっきり言わないけど、どう考えても怪しい……もしかして、そうなのかしら？ お題【秘密】のラブコメホラー。 異才、棘美呂々の作品を押見五六三が代筆します。

世界の成長を促すため、ある世界を管理している神々は、他の世界から定期的に魂を譲り受け、ある程度の記憶を残したまま転移させていた。 若くして亡くなった安重慎もその一人だった。 だが…

　女でありながら家族都合で男装し《暗殺者》をするファロンと男でありながら家庭環境から女装するドＭで筋肉爆ぜる《密偵者》家系のジンは自身の秘密を抱える生活に疲れ切っていた。何もかも…

隣国から突然、「国いちばんの美女を妃によこせ」と言われ、翠国から嫁ぐことになった「翠姫」には、重大な秘密があった。そして、隣国・鳳凰の王にも隠し通さなければならない秘密があった。

夏休みの宿題の読書感想文をやり直すよう言われた、可愛陽子。 けれどまず、読む本が決まりません。ギャルと読書は相性悪いんですー。 そんな彼女が図書室で見かけたのは、顔は奇麗だけどい…

女の子だが自分のことを「ボク」とMs.テリーと呼ばれる娘。穏やかな青年・優太、愛称「you」が只々四方山話に更けくれるだけの退屈な時間です。男女に親友は成立しないと言われるが二人…

実は兄妹ではないと、母に伝えられた日。 ――卒業するまで、兄妹として変わらず接すること。妹には、このことは触れないこと。 そう母に言われ、意味が分からないまま、コクコク頷く兄。…

前世の記憶を持って異世界に生まれたオリヴィアはこの世界で前の世界の余生を楽しむつもりでいた。 前世では人並みに恋をして、結婚をして、子どもを育てた。だから、子爵令嬢である今の…

拝み屋さんをやっていた私の祖母の話です。 あくまで私の主観です。 私が祖母の言う神仏の不思議と言うのを目の当たりにして、そういう世界もあるのかと信じた話です。 祖母にいつか、こう…

秋風の中、クラスメイトの男子に呼び出されて言われた。 「僕には、世界を救う使命があるんだ」 世界の危機のトリガーになってしまったらしいわたしと、世界の危機を救いたい彼。二人で一…

中学1年生の鎧塚　泰己（よろいづか　ひろみ）は幼い頃からヒーローになることに憧れている。それを見守り一緒に過ごす幼馴染の御影　守護（みかげ　まもる）。ある時、ヒーローになってくれ…

運命論なんて信じていやしないけど、でも僕たちが今日この場所で出会えたのはきっとそういう運命だったんだね。

温泉地の村に来たはずなのに、寂れているし温泉の気配もない。どうやら僕は乗り継ぎを間違えてしまったようだ。 その時、一人の老人が来てこう告げた。 「若いの、悪いことは言わない。早く…

　ある日、トラックにひかれそうな女の子を助けた。 すると、「……なんで助けたのよ！　あのまま死にたかったのに！」そんな事を言われた。 その言葉にカチンと来た俺は、「なんだと、なん…

お前とスタートを切りたいんだ。 俺はなんだってする。

拝み屋さんをやっていた私の祖母の話です。 あくまで私の主観ですが、当時に祖母や母に聞いたままを元に書かれています。 祖母が拝み屋として祈祷所を開いたきっかけの話です。 最近のスピ…

死んでしまった俺は、次の瞬間に不思議な空間にいることを悟った。目の前には綺麗な女神様が。これはチートスキルを貰って転生するしかない！　ところが、女神様は「貴方が望むスキルを」と仰…

　小説家になんてなれないに決まっている。 　小説なんて、書けないに決まっている。 　そんなことを言われ続けた作者の、ちょっとした思い出話。

椅子に座らされ、メガホンを渡され、告白を受けた。 ドキドキするかどうかを聞かれて、正直に答える。

今まで作った歌詞に使われた、スタートの言葉が多すぎる。そう指摘され、次は絶対入れないようにと言われてしまう。果たして、スタートの文字を入れずに歌詞は書けるのか…