「歌うたい」を含む小説

わたしはリリア・F・シトロ、もうすぐ17歳。歌を歌うことを呪文の詠唱の代わりにして魔法を使うシリアー族。 ある出来事から、シリアー族の里を幼なじみのユウタと出たわたし。冒険者とし…

風の中に歌が聴こえる。 いつも聴こえる美しい旋律の歌。 どこにいても聴こえるのに、どこを捜しても歌っている人間を見つけることが出来ない。 しかし、あるとき、霧生柊矢（きりゅうと…

　月華は歌うことしか能がない。 　ある条件にさえ従っていれば、月華の歌は最初からいつだって唯一無二で完璧だった。 　いつだって完璧だった……はずなのに——。 　ある曲をきっかけ…

【あらすじ】 僕、秦（はた）詩音（しおん）は元ボーイソプラノで、かわいい系男子だった。 中３のとき、声変わりで歌手から引退する。 １年後、僕はVTuberのオーディションを受け…

床に放り出された擦り傷だらけのテレキャスター。そのボディから伸びるシールドはのたうちながら部屋中を這い回り、エフェクターボードにたどり着く前に同じく床に捨て置かれたジャガーに踏み…

ここは天の川、夜の闇が流れ星々が歌う。ある日を境に星々の歌が絶え、天の川に光が消えた。

売れないストリートミュージシャンのヒロト。 今日もいつものように路上ライブをする為に、駅前にある格好のライブスポットに向かっていた。 そこで見かけた見慣れない先客の少女の、その…

その未開の惑星は、テラフォーミング用の人工植物が異常繁茂していた。そして、その原因を同僚とともに調査していた男は、花咲き乱れる場所で一人の少女と出会う。彼女は同僚には見えない幻で…

その姫は、小鳥のように詞のない歌を歌う。鳴き真似のようだからと、人は彼女を空鳴き姫と呼ぶ。 森に隠れ住む「彼」は姫の歌声に惹かれて姿を現すが── 第3回こむら川小説大賞参加作品…

『――人間が乗る戦闘機が、空を飛んでいた時代があったんです』 　無人戦闘機の発達によって、有人戦闘機が消えつつある近未来。 　新型機の「パイロット」となるべく製造された、人間に…

天城冬馬（あまぎとうま）は同じクラスの間冬亜夜香（まとうあやか）に恋している。世間はクリスマスに浮き足立つ中、果たして冬馬の恋の行方は？　 これは大人気バンドBack numb…

相原拓斗には幼馴染がいた。 その子は幼い頃からアイドルを目指し、今はトップアイドルに届こうとしている天沢希美という女の子だ。 彼女にとってアイドル人生すら賭けたクリスマスライブに…

婚活のために陸へ上がった人魚姫。 しかし、ことごとく失敗し、いい相手と巡り合うことができないでいた。 半ばヤケになりながら、生まれ故郷の海を思いながら彼女は歌う。 人魚の歌は嵐…

声の出ない少年、マルクスは逃げ場として使っていた廃墟で声帯と出会う。 歌うために体を貸して欲しいという声帯の要求を飲んだマルクスは、人々の賞賛を受けて次第に歌う喜びに目覚めていく。

遊牧民の生活に憧れる少女。 穏やかな日常はある日、異民族の襲撃と共に終わりを告げた。 とらわれの身となり、明日をも知れぬ日々を過ごす。 その運命は、幼き日の思い出と共に回り出し…

　ギュスタヴ・ベキャベリは「ギュスタヴ・サーガ」の主人公で、前作最後にマリアを引き取り、自らは戦いを辞めてかつて手助けしたギルガン島を本拠地とするいなり総合商社の社長の職に就いた…

　歌をテーマにした詩

ネットを騒がした、『ネモフィラと瑠璃』というボーカルとピアノの2人組が姿を消してから、数ヶ月が経った。 心に傷を負った和歌月律葉は、ヘッドフォンをして自分を守っていた。 そんな…

引退した音楽家、ノエル・アイアソンにハウスキーパーとして雇われた魔術師ジリアン。マエストロでも先生でもなく、ただの「ノエル」としてセカンドライフを送るかれの穏やかさに、大学を退学…