「どこにでも」を含む小説

思春期真っ只中の男子高校生羽月祐真は、ある日図書館で妙な本を発見する。 それは『魔道書』であった。『魔道書』には、淫魔を召喚する方法が解説されてあった。 対象はサキュバス。サキュ…

※一部暴力表現や流血表現、グロテスクな描写を含みます。苦手な方はくれぐれもご注意ください。 式上徹（しきがみとおる）はどこにでもいるごくごく普通の会社員、よりも少し腰の低い人物で…

就職して五年。良くもなければ悪くもない、普通の生活を送りながら、朱理は世界の一部に溶け込んでいた。そんな朱理はある朝、奇妙な病に侵される。それは体のどこかに目が生まれる病。その見…

ネクストブレイク確定バンドのギタボがモテる？ なにそれどこ情報？ ソースは？ つーか食えんの？ てか喰えてンの？ ァン？？ 恵まれながらも理想とは程遠い現状を地で行く、稀有な…

「ただでさえ“魔力なし”の役立たずのくせに、パーティの資金まで横領していたお前をリーダーとして許すことはできない！よってレイク、お前を“雷竜の咆哮”から追放する！」 探索者とし…

『わたし』は金耀樹《きんようじゅ》。世界の上に根付いた一本の古木だ。 長い間、わたしはひとり佇むだけだった。何も変わらない日々、音もなく流れていく季節。これからも変わらず静かであ…

音声作品などに利用していただけるシチュエーションボイスのフリー台本置き場です。 よろしければご活用ください。 【テキスト利用について】 音声表現活動に関するテキスト利用権は商用…

自分の存在価値に悩む人へ。 「あなたが生きていてくれるだけでいいんだよ」と思っている人が、この世のどこかにきっといるよ。 そういう気持ちを誕生日にからませて伝える詩です。 名…

どこかの異世界、 父を航空事故で失ったあるパイロットがある雷の日に無茶な飛行を強いられ、雷雲の中で位置を見失ってしまう。その時、かつての父の乗っていたのと同じ機体が助けに現れて・…

美術館の受付を退職させられた夕（ゆう）。彼が帰宅すると奇妙な三体の着ぐるみが家におしかけていた。チョロ助、もぐん太、ポムりんと名乗る彼らは自分たちはチョロん島という奇妙な島から出…

隣に住む302号室のヒサメさんは、生活力が絶望的。料理をすればボヤ騒ぎ、1週間でゴミは床に散乱…。そんなどこか危なっかしい彼女の世話を焼いていた貴方は、夏に入ってからヒサメさんに…

部員がひとりしかいない地図部の凛太郎と、 野球部のエースである颯は幼馴染だ。 ふたりには、小さい頃に転校してしまったもうひとりの幼馴染である亜紗がいた。 高校２年の夏、休みの…

　二〇一九年の夏、八月十四日。 　――ミシシッピ州、ジャクソン・ヴィル郊外。 　ミシェルは以前から、どこからともなく見られている視線に悩まされていた。それはどこへ逃げても追っ…

　夏の終わりを告げる地元の祭り当日。野上知音(のがみ ともね)は久しぶりに幼馴染である柳綾香(やなぎ あやか)と会うことになった。 　高校デビューで変わった幼馴染にどこか引いた様…

【あらすじ】 ボロボロJKの陽菜は、お金を稼ぐため数々のバイトに応募したが、どこも不採用。クラスメイトの蒼と一緒にパンケーキを食べにやってきたのは、どこかおかしくてヘンテコなカ…

ヨウスケは教室で友だちと話している目の端で、不思議な光景を目にした。 中学２年の、夏。 無邪気に過ごせる最後の季節に、彼らは出会った。 ＊＊＊＊＊ １話３～５分程…

「優しい人」という言葉が大嫌いだった大学生・真島菫は、相談所の仕事中だった高梨水木と出会う。菫が嫌いな「優しい人」をそのまま具現化したような性格の水木に嫌気がさすが、どうも水木は…

　横浜の海の埋め立ての際に、発掘されたものがあった。それは、明治・大正期のものだとされているけれども、なぜそこにあるのか不明だった。 　そこには一つの都市があった――そういう話題…

問題を抱えて転校した凛花、……彼女が出会ったのは性に奔放な同級生だった。彼女は、他の生徒や教師に人気の少女……。そんな花梨を凛花は苦手に感じた。 一方、花梨には凛花が、他人を拒…

2人の日常的な非日常のお話。