「短編 万人向け」を含む小説

乃木坂46さんの楽曲「もしも心が透明なら」から発想を得て、作らせていただきました。

短編が何編か。

お盆休みの中盤の十五日。 一人朝食を摂っているとキッチンに落ちて溶けた氷の水溜まりが目に入った。 私はそこから家族の記憶へと思いを馳せる。 過ぎ去った人々への追憶から私自身の足…

私の謝罪の文章です。 謝りたいだけなんです。

イルカって集団になっていじめをすることがあるそうです。何らかのストレスや不満があるとき、小型のイルカなどに噛みついたりすることで、ストレスを解消しようとするそうです。 私はその…

主人公の大和は幼馴染の美咲の側に居て良いのか分からなくなった。 一度距離を取った二人が選ぶこれからの未来とは？

この物語はフィクションです。実在する人物、団体とは関係ありません。また犯罪を推奨するものでもありません。 先日、Twitterで物語が書けないと呟いたところ、にわさん（http…

今年の初夏、とある有名なテーマパークに友人と行った時の話。

冴えない高校生1年生 髙藤あおば は、夜が更けるまで動画配信アプリを見漁っていた。 すると、何者かが慌ただしく階段を下っていくのを耳にするーー。 これは、もう取り戻せない過…

高校一年生　色鳥（いろどり）　織（しき）は幼馴染兼先輩である　孝一（こういち）、結衣（ゆい）　と共に、肝試しに向かっていた。 待ち受ける、殺意と想いに気付かず。

とある施設に集まった七人の少年少女。 エド、マリア、サイク、ヘイ、ジヤン、キティ、サブ。 彼らはそれぞれの想いを抱きながら、一日一日をこの施設で過ごすこととなる。 その中で少年…

文芸部の作品発表会で酷評された小説を、高橋くんだけは好きだと言ってくれた。

殺風景なひとりぼっちの屋根裏部屋。もともとお姉ちゃんの部屋だったその場所で、私は手紙を書いていた。

蒼志郎と彼の生まれながらの婚約者・蓮見子は、結婚適齢期を迎えるまで肖像画を贈り合っていた。 絵が届くたび、美しく成長する令嬢との結婚を心待ちにしていた蒼志郎。やがて二人は結婚し、…

末期がんが見つかった僕は、あと一か月しか生きられない。 生きる意味も分からず、病死するくらいなら自殺してやろう。 そう思い、アパートのベランダから飛び降りようとした。 しかし、飛…

アカツキは、小学二年のころ、小説を初めて書いた。すると、その小説は周囲の児童や先生から高い評価を受け、小説家になれるよ、などともてはやされる。 しかし小学六年になる頃には、未だに…

がん患者の「僕」は、生きる希望を失いただ垂れ流しに日々を過ごす。 しかし、そんなある日、僕の前に同じく患者の「彼女」が現れて——。 彼女に対して抱いた、儚い僕の恋の行方。

まだ幼かったころ、「私」の友人にA君という少年がいた。 とにかく静かな、でも温和な雰囲気のある少年だった。 彼は小学六年のある三か月間、ノートに五十音を一文字ずつ書き始める。 そ…

とある特典会の会場、アイドルのファンへの思い。