「真ん中」を含む小説

　人と喋るコトができない女子高生、五奏杏。　彼女は自分の声が嫌いだった。 　ビックリした時限定で飛び出してしまう、獣のような唸り声。 　小学校時代にバカにされたコトがトラウマと…

　荒野の真ん中に出来た奈落。 　その奈落に逃亡した犯罪者の捜索を依頼された冒険者の白いマギスフィアを巡る物語。 ※2021/04/01～05/31のソードワールド2.5リプレイ…

ありとあらゆる世界につながる世界。「真ん中の世界」その世界において、後に「黒騎士」と呼ばれる黒いコートに大鎌を持つ緑色の髪の男、忘れられた伝説の男、クルス・ヴェルナルドの冒険譚。…

諦めていた人生 荒廃した世界 石の悪魔、黒猫を名乗る魔人、植物の妖精、ケダモノ、異形の群れ そして私 子を孕む器として容赦なく自分を奪い合おうとする異形の雄たちの真ん中で、自分…

”馬なしの馬車”が道の真ん中を走り、高く大きな建造物が立ち並ぶ都。近代化の象徴、首都リーリエ。地方出身の少女ロズヴィータは、最高学府と名高い国立高校に入学する。 貴族が多くを占…

　典型的な社畜・ブラックバイトに翻弄される人生を送っていたラノベ好きの男が銀行強盗から女性行員を庇って撃たれた。 　男は夢にまで見た異世界転生を果たしたが、ラノベのテンプレである…

【小窓と押し入れのちょうど真ん中、“溝”や“透き間”という響きがよく似合うその三角形に座りながら、狭い台所に立つ先輩の背中を見ているのが好きだった。】 互い、本当の名前も知らない…

異界を彷徨うバスに乗って、少年は旅を続ける。 『西の外れにある全長二・五キロメートルの大トンネルの中には〈非常駐車帯〉と呼ばれる道路幅の広くなった場所が三つある。その二番目、ト…

会社の花見の場所取りに任命された、岡田琢磨《おかだたくま》は、桜の名所のベストお花見スポットをGETする。 もうすぐお花見開始の時間。 しかし、会社の仲間達は誰一人やってくる気…

　俺の名はタイガ。 　彼女を一目見た瞬間、俺は心を奪われた。 　 　黒のメッシュが入った鮮やかな金髪に生えた虎耳に牙を模した黒の横髪、それでいながら虎の尾が生えていない。俺と同じ…

「超能力」をテーマにした短編集。 地味な「力」から始まりますが、そこからどんどんグレートアップして最後は誰もが羨むが、でも恐ろしい「力」が登場します。 一作品あたりそこまで長…

　高校2年生の小坂井なずなは公園で不思議な少年、飛鳥深夜に出会う。共に顔見知りだった二人はすぐに打ち解け、料理を教えてもらったり食べさせてもらう関係にまで発展。しかし、一緒にいる…

KAC2021 第3回目「直観」です。 芸能プロダクションで働くアララギは、自社の稼ぎ頭2人とユニットを組める人材を探すことに。頼りは自身の経験で磨かれた自分の直観だけ！？

高校生男子、田多野 一《ただのはじめ》はある日運命の少女と出会う。 見た目は直球ど真ん中ストライク。 もう声をかけるしかないでしょう！と、一は自分の直観を信じて少女に声を掛け…

KAC20212参加作品。 タイトル通りです。あんまり楽しくはないエッセイ。エッセイと呼んでいいものかどうか。ただ、備忘録のようなものです。とはいえ、あのときの記憶はあまり薄れな…

その少年――町を歩けば女神に土下座をされる。 絶世の美少女が、少年に土下座をして頼み込んでいる。道のド真ん中で。 周囲からの突き刺さる奇異の視線。その真ん中で困惑している少年。…

西暦2530年、原因不明の消失現象である《大欠落》によって、地球の居住可能地域の大半が失われた世界。 エーテルの観測によって魔道工学が進歩し、誰もが魔法を使うことができるようにな…

妖狐の少年、空狐（アコ）。理由あって人間社会で暮らしている。人の世界で生きる妖怪は多い。特にアコが住む摩天楼市では。一人の高校生として生きるアコの足元に影が差し始めたのは、まだ暑…

「著者、あらすじだぞ」と地球がいった。 ああ、どうやらそうらしいな。 「一説によると、このあらすじで読者の興味を惹きつける必要があるらしい。著者、おまえにそんな芸当が出来るのか？…