「姫君」を含む小説

チンギス・カンの長男ジョチの王妃スルタン・ハトンの半生を描いた、短編小説です。 父も領地も失った姫君が、最後にはモンゴル帝国最大級の軍事力を有するようになったという物語です。

　王国ファーロスの第十三王女ルーチェは「白百合宮の眠り姫」という異名を持つ病弱な姫君として知られていた。王も兄たちもルーチェの将来には何の期待も寄せておらず、ルーチェは忘れ去られ…

「剣と魔法」の世界が「科学と魔法」の世界になってから、数千年の時が流れた。 母星を離れた人類は銀河の各地へと進出し、世界を広げていた。 いつしか、長きに渡って銀河を支配していた…

竜と人間が共存する世界。竜は人間に近い姿になれるが、人間は竜にはなれない。竜と人間は、いくらか距離を保ってそれぞれの生活を続けていた。 竜の少年のユンは80歳（人間だと16歳）で…

わがまま可愛い姫君が、いつもの通り難題を突きつけました。いわく、「世界で一番美しいものをもってまいれ」さあ、どうなってしまうのでしょう？

　一なる女神さまは、人間と竜族に知恵を授けました。 『そして最も弱き人間と最も強き竜族が争わぬよう、一つだけ受け入れねばならないことがあります。最も強き竜族はこれよりオスのみ。…

ベルリーナ姫と妹のシャイニーナ姫。そっくりなその2人は、姉妹ではありません。シャイニーナ姫は養女。それは、魔王との約束を守るために姫になった、身代わりの姫でした。

双子の王子と姫が入れ替わる。 その約束も16才まで。 再び王子は王子に、姫は姫に戻ったはずでした。 姫の元には縁談申し込みが多数寄せられ、悩みます。密かに初恋王子との結婚を望ん…

　東の果てに広がる大海に浮かぶ、神秘と伝説にあふれる島々。 　その一番大きな島を治める群島屈指の王国・綾津島之国（あやつしまのくに）。通称、綾国（りょうこく）とも呼ばれるその国…

全6話&α。※異世界転生してます ごめんなさいタイトルの名前を間違えました。ただしくは「沼の姫」ではなく「沼の姫君」です。「君」が抜けてしまった

歴史に偉大な足跡を残した者は、転生に時間がかかる。……その魂は良くも悪くも「並」からは外れているのだから。 王子の亡命を手伝っていた船乗りズィルバーは、あるきっかけで自身の「前…

　全体の流れ 　今から10年程前、地球側の時間軸では1週間置きに精霊界の湖に繫がるとある神社の泉の前で、事故により飛ばされて来た猫耳少女の宵月小蔭と出逢った主人公は、彼女を迎えに…

時は平安。 貴族の姫である葵は、顔も知らない男君の下へ嫁ぐ日の朝、庭にひっそりと咲く朝顔の花を見つける。 ――朝顔は嫌い。あの人を思い出すから。 これは一人の姫君が抱える苦い記憶…

謎の武器商人――カルマ・ラングレイ。 その男が売る武器は見たこともない強力なものばかりだった。 火龍の群れをなぎ払い、巨大なゴーレムを一撃で粉砕する。 勇者が振る剣よりも…

魔王を討伐して秘宝を奪還し、囚われの姫君を連れ帰った歴戦の傭兵と騎士見習い。 城塞都市を守る二重の壁を通り抜ければ、任務は達成されるはずだった。 だが、その門を守る老いた番人は、…

　世界に隔たりを感じ、引きこもってはや５年。このまま、一部屋スローライフは永遠に続くように思えていた。 　そんな中、お婆ちゃんの死が事を変える。 「村をでていけ！！」 爺に追い…

侯爵令嬢のアレクサンドラは少々複雑ながら幸福な家庭で育った。そして彼女は貴族学院では優秀な成績を修め、王宮医師として就職した。しかし、自分の求めていたものは何か別にあると感じた…

愛猫が平安朝の姫君のようだったのでそれを表現しました。

　聖暦1789年。「革命の世紀」と後世に呼ばれた激動の時代の、最も熱き一年。北方の雄、神聖アレストリア帝国は、今まさに、人類史の偉大なる岐路に立たされていた。 　出会った二人の少…

呪われたカエル王子のアルバートが次々と難題に直面します。アルバートはソフィアを手に入れることができるのか。そして従者ロアンは自分の思うように幸せに生きることができるのか。この話か…