「夏 花火」を含む小説

「俺は彼女を救うために、ここに戻ってきたんだ……」 蘭丘町に住む大神真也は、幼馴染の白羽根あかりに恋心を抱いていた。そして高校二年の夏、二人は同じクラスになり、毎年行われる花火…

　これは夏の部活帰り、「私」と先輩が交わした何気ない会話の一幕だ。

夏が嫌いな僕が晩夏の花火大会で出会った少女は何処か不思議だった。

自主企画、同題異話！！ 今月もひっそりと参加します！ タイトルいじり(無理矢理感がひどい)、6話完結予定、600字縛り。 夏のあるひととき、短くて長くて。 9/1完結（笑） 言…

どこまでも女々しい少年の初恋の話。

夏の終わりに僕が好意を寄せている美紗季（みさき）と2人だけで神社の境内から覗くように見上げた花火。 それは鮮やかで儚くて、甘くて淡い色をしていた。 主人公 蒼（あおい） ※打…

やる気がないモノローグ、置いてきた記憶、さび付いた情緒、ごみ箱に捨てた今日。

「そのトンネルでは、夜な夜な、女のすすり泣く声が聞こえる」 　夏合宿最後の夕べに「オバケトンネル」と呼ばれる心霊スポットで行われる肝試し。そのトンネルを抜けた後、少年少女たちは…

花火デートの帰りに轢かれてしまった左玖。死んだはずだが、なぜか透明な体を持ってまだ、この世にいる。左玖はとりあえず、散歩に行く。

　怒りは花火に似ているんだと思う。 　ゆっくりと頂点に向かっていく。そして、堪りに堪ったもんが爆発する。 　その瞬間、俺は『限界』というヤツを知る——。 　※短編作品です。この…

毎度お邪魔しています。夢月七海様企画「同題異話・八月号　　火花を刹那散らせ」参加作品。 ８月なので、盆のような自由研究のような話にしてみました。光る生き物は浪漫である。 夏の夜に…

「君たちが女子だったら良かったのに」と花火を見つめながらつぶやいた翌朝のことだった。

自主企画 同題異話 八月号『火花を刹那散らせ』参加作品です。 夏祭りの夜、地図屋・導（しるべ）の元にひとりの女性が尋ねてくる。彼女はかつて彼と夏祭りで花火を見る約束をすっぽか…

日中から線香花火をしている女性と、それに付き合っている様子の男性。 他愛ない言葉を互いに呟きながら花火を見詰める、ある夏の話。

高一の葵は、祖母の家の隣に住む兄弟の兄の方、 二つ年上の啓人に、幼い頃から憧れている。 滅多に会えない彼への想いは募り、 今年の夏、思いきって告白しようと決めたが……。

　高校三年生の頃、友達と花火大会の約束をしていたハヤトは、約束した八代神社へ向かう途中、幼馴染の女の子と遭遇した。彼女の名前はサツキ、小学生時代からの幼馴染である。 　ハヤトは…

LisPon×カクヨム “最後の5分間” 小説×朗読コラボレーション・コンテスト参加作品。 高校最後の夏の小さな花火大会

夢月さんの自主企画、同題異話８月号「火花を刹那散らせ」のための書き下ろしです。 テーマから逸れたかもしれませんが、どうしても1本は恋愛モノで書きたくてこういう話を考えました。 …

花火が打ち上がるその瞬間に全てが決まる。恋の結末も、この命の意味も。短編です。 夢月 七海さんの自主企画にまたもや参加させてもらいました。実はコップの中の漣で一回書かせてもらっ…