概要
花火の色と共に変わる2人の関係
夏の終わりに僕が好意を寄せている美紗季(みさき)と2人だけで神社の境内から覗くように見上げた花火。
それは鮮やかで儚くて、甘くて淡い色をしていた。
主人公 蒼(あおい)
※打ち上げ花火の名称が用いられています。ぜひ、読み終わった後調べてみてください。
それは鮮やかで儚くて、甘くて淡い色をしていた。
主人公 蒼(あおい)
※打ち上げ花火の名称が用いられています。ぜひ、読み終わった後調べてみてください。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!打ち上がる花火に照らされた蒼は、淡く美しく輝く。
学生らしい良い作品でした。
この作品のもっとも良いところは、読者が花火を見上げる主人公・蒼に自らを投影できるところでしょうか。
様々な花火、指の動きに合わせて、彼のドキドキが読者に伝わります。物語の着地点がわかっていても、もしかしたら、と思わせるところは、作者様の一夏での成長を感じます。若さと伸びしろ、羨ましい限りです。
遠くに打ち上がる花火の美しさも良く伝わりました。少し用語に頼りすぎたかなという部分もありますが、それもまた日本語で表すことができる花火の美しさ。
ラストの情景も綺麗ですね。けがれを知らない純粋な二人が微笑ましく、羨ましくなっちゃいます。そして何より応援したくなるのも…続きを読む