「カクヨムコン10「短編」」を含む小説

　とある高校の放課後。サッカー部帰りの吉田は校舎からピアノの音色が聞こえてくるのに気がついた。偶然出会ったエクストリームアイロニング部の黒須に言われ、音楽室へ行くことに。そこには…

――昔話をしようか そんな言葉とともにあの人は話を始めた。 いつかの日、虹には色があったなんて、ありえないお話を これは、色のない虹が空にかかるそんな世界で 少年と、ある人が語…

大切な人が、もうすぐ死んでしまう。 小学六年生の男の子美波蓮は、ある日、両親から妹の日向が余命一ヶ月の病気を患っていた事を打ち明けられる。 蓮は、余命一ヶ月の日向とどう向き合っ…

　「仕事でも手順を踏んだ愛でもないのに関係を持つ」人々が嫌いな、二十八歳の淳一。 　しかしある日、ずっと好きだった幼馴染のつぼみに居酒屋で再会するが、その後勢いでラブホテルに連行…

地球から遠く離れた惑星に強制移住させられた里帆。博物館の学芸員として召喚される。地球文明再生プロジェクトの一員として、稲作文化の再生を担当する。 地球は侵略戦争に敗北して文明はす…

大切な人なんて――いない。人生に投げやりな主人公。 そんな「僕」が、満月の夜出会ったのは――幽霊！？ 彩月は、いつの間にか僕の心を虜にした。君のことが好きだっ…

引っ越し先で手に入れた不気味なアンティークの鏡。 それを新居に飾った私は、次第に奇妙な現象に巻き込まれていく。 鏡に映る自分の背後に現れる影、不気味な囁き声。 鏡を壊すべきだとい…

　惰性で高校生活を過ごした心の弱い少年が、気紛れで選んだ進路──それは陸上自衛隊だった。 　そこで初めて味わった辛苦の数々。今にも砕けそうな硝子の心。しかし少年は挫けない。歯を食…

三〇××年。 宇宙進出した人類を待ち受けていたのは、謎の巨大エイリアンたちであった。 それに対抗するために、人類は巨大ロボットを開発した。 だが、この巨大ロボットには大きな問題が…

　大切な家族の死を知って、大きなショックを受けた主人公のりか。そんなりかを気遣う幼馴染の手すらも振り払い、何もかも受け入れようとしない。 　そんな彼女には、夢があった。しかし、…

とある高校での、先生と生徒のお話です。

※カクヨムコン10短編部門（ラブコメ）参加作品 千住　さくらは、誰もが知る有名企業グループの社長令嬢。 でも彼女は今、毎日俺が大家手伝いをやっている安アパート『ひばり荘』で、俺と…

※カクヨムコン10短編部門（ラブコメ）参加作品 非の打ち所がないモテモテ男子である双子の兄と比べられ続ける高校生、聡吾。校舎の屋上で「俺もモテてーよ」と叫んでいると、同じ感情を抱…

勇者は魔王を打ち滅ぼした。 しかし、魔族の残滓は未だに世界に蔓延り、再び世界を覆いつくすであろう。 だからこそ、勇者の血を途絶えさせてはいけないのだ。 ……しかし、勇者が婚約を…

カクヨムコン10短編応募作品 わたしが中学生の頃、確か冬だったと記憶しておりますが、実際に体験した怖い話です。 （多少想像して書いた部分もありますが、ほぼ実話です） 　ある夜、…

まだ少し寒い春の日のお話。 高校のクラスメイトの男の子と女の子が1つのスケッチブックを宝物にするまでの話です。 〜ありふれた日常を愛おしむ「声帯炎とスケッチブック」〜を加筆修正…

会話とは相手の心を読み取り受け渡しする難解な作業である。 潜水艇乗りのナナミが足腰の訓練として浜辺をウォーキングしていたら、イカが落ちていた。すっかり乾燥して、まるで干しイカだ…

2024年、8月。お盆。 僕は、左目が見えなくなりました――。 カクヨムコンテスト10【短編】 エッセイ・ノンフィクション短編部門、参加作品。 ※カクヨムコン10【短編】中間…

カクヨムコン１０短編部門、中間選考突破　＼（´・∞・｀＊）ありがとうございました！ 「サザンクロスの花をキミに」「モーニングスター」の続編にあたります！ なんとロボットもの（´…

俺の名前はアーノルド。 上位クランである『シリウス』のただ一人の男だ。 とは言っても、皆にはよくしてもらっているし、堅苦しさなんかはない。 だけれでもクランの中で俺が一番弱い事…