「むかし」を含む小説

夕食後のひととき、暖炉の前で、子供たちはおばあさんの昔話を聞く。 子供らは同じように、息子や娘たちに伝えていくのです。

昔話組み合わせ問題集です。作者は桃太郎のお話を忘れてしまいました。桃から生まれた桃太郎が鬼を退治するということだけ知っています。なので失われた桃太郎の物語の中間部分を書いていきま…

むかしむかしのおなはしです。 うつくしい城に、ちいさなちいさなお姫さまがすんでいまいた。 お姫さまは毎日おいしいものを食べ、美しい花にかこまれていました。 ですがお姫さまは…

むかしむかし、山菜取りに来ていた百姓の娘が辻斬りに遭い、首を斬られてしまいました。 しかしどういうわけかその後も彼女の瞳は動き続けているのでした… ＊小説内ではオオサンショウウオ…

港までつづいている/このメインストリートは/川である むかし　むかし/ふたりのおとこに求愛された女の/かなしみが流れた/川だったと詩人は歌っています（詩集：神戸市街図　たかはら　…

むかしブログで書いた人気記事を小説化！！ 初めて出来た彼女の「ドライブに連れて行って欲しい」という願いを叶えるため免許を取りに行くことになった３３歳の段手毬は、教習所に通い始める…

水をテーマにした１０００文字以内の短編小説です。

コネコは、コネコビト。 むかしネコだった、そのうちニンゲンになる存在。 いまは貧乏な本屋さんのシイナさんと一緒に、毎日気ままに暮らしています。 趣味は、お散歩、ニンゲン観察、グル…

解釈は読者の数だけあるだろう、と思う。

北方世界の昔話。月の無いある夜、スノッリの野営地に戦帰りの兄エギルが唐突に現れる。焚き火を囲み、スノッリはエギルから戦場での武勇伝を聞く。だが、聞き終えたスノッリはそれを嘘だと言…

旅の途中、わたしこと大河内民明丸が出会った老人の正体とは。

　小心者のくせに好奇心だけは人一倍な武家の三男坊、木村進三郎は雨の中、ある山寺で一宿一飯の恩義を受ける。その山寺に代々伝わる、決して触れてはいけない漆箱、気持ちを抑えきれない進三…

　メロンから生まれた、メロン太郎さん。 　おじいさんとおばあさんに育てられ、色々あった末に、鬼の住む島に辿り着きました。 　はたして、彼女が対面した鬼とは、いったい‥‥‥？ 　…

神からの力を受け継ぐ一族。 ひそかに受け継がれてきた力は今 子どもたちの身にも受け継がれ、 そして続いていく。 よくある家族と子どもたちのはなし。 ーはるかむかし天孫はこの地に…

突発の説話風掌編。

ある惑星に住む少年が、親友のために＜星のはしご＞のらせん階段の街へ買い物に行くお話です。少年は街で旅行会社のお兄さんに会い、いっしょにインクを手に入れようとらせんの街を降りますが…

むかしむかし、あるところに、とてもまじめなひとびとがすむ村がありました。

むかしむかし。とある農村で生まれ育った幼なじみの峰次と美津。 ある日、峰次が縁談の話をしに美津の家にやってくる。 カクヨム３周年記念選手権参加作品

夢月七海様の自主企画、同題異話に参加させていただきました。 「また来たぞ」と彼は定期的にやって来る。 それは、彼の可愛い甥っ子に会うため。 だけど本当の目的はそこじゃない。…