「★取り」を含む小説

　俺は、死んだのか？ 　周りは真っ黒で、何も見えない。そんな中を手探りで歩いている。 「呪符が使えん」 　声が全く響かないし、音が聞こえない。 　俺の名前は、ロスター。メ…

千年前から伝わる『おわたい』という民間信仰を見学するべく、三宅爽果《そうか》に案内されて、 白 匡介《つくも きょうすけ》（シロ先生）と、その助手である山田羊《やまだ よう》は、…

初めまして、天川裕司です。 ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。 また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。…

運び屋《ポーター》というパーティーでの役割がある、迷宮や他の場所へ行くにも荷車を引いて剥ぎ取り、炊事などを熟す所謂雑用。 だが、パーティーは大きくなれば必要不可欠な重要な役割を…

勇者が死んだ。 魔王討伐から半年、死に際にかけられた呪いで勇者があっけなく死んだ。 戦士として勇者パーティに加わっていたゲイン。魔王討伐後は山奥で隠居生活を送るが、同じく呪いに…

三十路のOL――秋月帆波。彼女は毎日首都環状線に乗って、通勤していた。 そんな毎日に、苦痛を覚える。 大学時代の友人は、資格を取りフリーランスになって自由に働いているのに。それに…

焦燥を抱えて夜の街を歩く私は不思議な雑貨屋に巡り会う。店主の老紳士に勧められたのは『禍』を祓うという不思議な線香だった。

ダンジョン探索者のルークは、ただ日々を平穏に過ごしたいと主張する探索者。 しかしその『窮地に追い込まれたときにしか強さを発揮できない』能力と、パーティーのサポートを主体とした活動…

霧島フミヤは、18年という短い人生を終えた。生まれたときからの病で、18年間病院のベッドで過ごし死んだ……気がつけば森の中でユラユラ風に揺られていた。 どうやら幽霊になったみたい…

二度の浪人の末大学受験を断念し、現在２１歳無職の篠村遊一。 曾祖母宅へ小遣いの無心に訪れたところ、お駄賃と引き換えに庭の草むしりを依頼される。 初夏の日差しが照りつける中雑草取り…

独身の島村陽介がいつものコインランドリーに行くと、ひとつだけ洗濯が終っている洗濯機があった。しかし、その利用者がいつまでも洗濯物を取りに来ない。仕方なく陽介はそのドラムの洗濯物を…

演劇の世界を舞台にしたミステリです。 拙作、『ブルー・スモーカーズ・ナイト』『徒花を喰らう』と同じ世界線ですが、今作だけでも読むことができます。連載です。毎日朝七時ぐらいに更新で…

全て此の世界線の昭和元年１９２４年の元日に日本の海無し県の諸県や奥多摩や伊賀地域等の累計36地点でダンジョンが出現した事より始まる話だ 当時アメリカの好景気は将来の不況の前振り…

遥か彼方の宇宙を探索する探査船「スターライト」。その静寂を破り、乗組員たちは廃棄された宇宙ステーション「エクリプス」からの謎のSOS信号を受信する。船長のジャン＝ルイ・マルセルと…

　あれこれ将来に夢見ていたマナミが最後につかんだ夢は平凡な結婚。やっとつかんだと思ったのですが結果は最悪。修羅場の離婚騒動の末にバツイチ。独身に戻ったマナミはツーリング小説に影響…

笹川与一の唇は呪われている。 奪ったファーストキスは数知れず。その大半が事故キスによるものだったが、最終的には被害者の会が設立され彼の中学校生活は灰色に終わった。 高校生活でやり…

ここは、侍の国大倭《タイワ》。 大倭では数多くの侍が自らの理想とする国を作るため 天下を取るために今日も戦いに身を投じていた。 しかし、16歳の武士である風《ふう》は天下取りに …

幼い頃からダンジョン配信者に憧れを持っていたシオンは、探索者資格を取り、幼なじみと共に探索者になった。 しかしシオンは、戦闘において足でまとい……いや、そもそも探索者に向いてお…

「自分は天才かもしれない」 　中学最後に描いた水彩画が佳作を取り、龍野雅空は「自分には芸術の才能がある」と思い込んでいた。 　しかし、あれから二年の月日が経ち——。 「違う……

ドラゴン討伐の英雄である碧落の騎士団。その団長であるセドリックへの報奨に王が提示したのは、雑草王女と言われている第七王女との結婚だった。 英雄になった彼なら、どんな美女でもより取…