概要
私の恋人は、缶チューハイだけだと思っていたのに
三十路のOL――秋月帆波。彼女は毎日首都環状線に乗って、通勤していた。
そんな毎日に、苦痛を覚える。
大学時代の友人は、資格を取りフリーランスになって自由に働いているのに。それに比べて私は・・・・・・。
そんなとき、会社までの光景がコマ送りの映像のように緩やかなものになった。
驚いていると、目の前に現れたのは中性的な顔立ちの可愛らしいスーツ姿の青年だった。
私に自己紹介したその人は、黒田礼二。そして砂時計を渡す。
これは何かと訊くと、この砂時計の三十分間だけレンタルされる、猶予時間の反映品だと言った。
どうやら彼はレンタル彼氏らしい。
その青年よりは大人な私(おばさんとは言わせない)は、これを使ってからかってやろうと思っていた。
どうせ恋愛には発展しないのだから。そう思っていたのに。
そんな毎日に、苦痛を覚える。
大学時代の友人は、資格を取りフリーランスになって自由に働いているのに。それに比べて私は・・・・・・。
そんなとき、会社までの光景がコマ送りの映像のように緩やかなものになった。
驚いていると、目の前に現れたのは中性的な顔立ちの可愛らしいスーツ姿の青年だった。
私に自己紹介したその人は、黒田礼二。そして砂時計を渡す。
これは何かと訊くと、この砂時計の三十分間だけレンタルされる、猶予時間の反映品だと言った。
どうやら彼はレンタル彼氏らしい。
その青年よりは大人な私(おばさんとは言わせない)は、これを使ってからかってやろうと思っていた。
どうせ恋愛には発展しないのだから。そう思っていたのに。
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