「ホラーではないかも」を含む小説

大切なもの。大事なもの。それらはいつだって箱にしまうもの

四風家には戦国時代から伝わる白木の箱があった。 その箱は子孫繁栄と天下無双の力を与えるが、そんな力なんて現代ではすでに意味がない。 今年のKACも昨年と同様、全て下記神津市が舞…

ちいさな頃、親戚の家に行くのが怖かった。何故なら、薄気味の悪い霊感話を聞かせられるからだ。でも、大人になって、その力を真似してみたら…

顔を知らない誰かは【それ】をくだらない妄想だと言う。 …「私/僕/俺」はそうは思わない。 ……そうは…思えない。 ………そう、 …思えなくなった。 … … … 、、、、、その日…

押し入れの天袋から出て来たのは、幼稚園のクラスメイトである「ひつじの」さんの自由帳でした。 けれど当時のわたしは、ひつじのさんとろくに話したこともなかったのです。 そんな、ひつじ…

日給15万、時給5万、3時間のバイトに参加した4人は廃墟に案内される。そこには謎の丸い菓子箱が用意されていた。その監視を命じられた4人は、怪しみながらも仕事を始めるが……

高校二年生の冬、友人に連れられた電話ボックスで奇妙な箱の話を聞いた。 ・・・・・・ーーーー・・・・・・ 『KAC2024』参加作品 お題「箱」

とある中学校教師が、公立高校へ提出するはずの生徒101人分の願書を破棄していた。 結果101人もの中学生が公立高校へ受験できない事態となっていた。 刑事訴訟され、取り調べを受け…

ホラー映画が好きだ。このクソみたいな世の中の理不尽さに嫌気がさしている時に観ると、それを上回る理不尽さで人が死んでいくから、胸がすっとする。 そんなことを話しあった、友達の西森が…

AIが発達し、検索の集合知であるシステムが人々の良き隣人、良き理解者になりつつある少し先の未来。 国際機関の研究所が不慮の事故で世に解き放ってしまった食人生物・ムクロが世界中で人…

帰宅した私を玄関の前で出迎えたのは、小脇に抱えられるほどの大きさの段ボール箱だった。 おそらく配送業者が置いて行ったものだろう。 宅配業者の再配達を軽減させるためにはじまった置配…

KAC2024参加作品。 シチュエーションホラーのような何かです。

神の深淵に迫るホラーミステリー。この物語は人類の終末へのプロローグである。 物語の始まりは1962年のロンドン。そして60年後の2022年、ロンドン郊外に住む老科学者夫妻のコロナ…

こことは違う、どこか違う、世界の裏側にある世界。陽の光すら貫通し、白亜の瞳は全てを見透かす、人呼んで白金少女（プラチナガール）と呼ばれる魔法使いがいる。 そんな彼女が足を運んだの…

幸町の商店街で起きたピエロの仮面を被った男による殺人事件。その真相に興味を惹かれる新聞会社に勤務している和人と真理愛。二人にそんなホラー映画みたいなことがあるかという先輩だが、そ…

大学時代の友人である酒巻から簡単に儲かる仕事があると持ちかけられた主人公の「俺」 部屋に届く段ボール箱を一晩保管したあと、指定された住所に送るだけで五十万円が振り込まれるという。…

　既存作品の、『移動書店・BOOK MARKのあるフシギ』を読んでから見ていただくとより楽しむことが出来ます。 https://kakuyomu.jp/works/1681733…

H氏は愛する一人娘のために特別なプレゼントを用意して家路へ。心尽くしの誕生日会で娘は思いがけない贈り物に大喜び。で、その中身は・・・ ※KAC企画でなぜか８００字ショートショー…

数年前まで不審死が繰り返されていた村に赴任した阿久津巡査。ある夜の見回りで阿久津は、大慌てで何かから逃げる傷だらけの少女と出会った。 阿久津と同僚の土御門が話を聞いたところ、少女…