生徒の入試出願書を101人分出し忘れた教師は、私です。
かずなし のなめ@「AI転生」2巻発売中
私は貴方達に未来を握りつぶされた、怨霊です。
<リーフドアオンライン 2032/2/29 8:03投稿>
■“願書破棄”した中学校教師、書類送検
県警は28日、多田野中学校の女性教師(19)を器物損壊などの罪で逮捕したと報告した。女性は今年2月上旬、生徒約100人分の願書を提出する予定だったところ、意図的に提出したと嘘の報告をし、かつ願書を破棄していた。提出期限が過ぎた後で、女性は上記犯行を職場に話したため、事件が発覚した。
中学は各高校へ改めて願書を届けたが、期限を過ぎたとして受理されず、約100人の生徒は入学試験を受けられなかった。教育機関の総本山であり、公立高校の受験も取り仕切る【こども委員会】は、「他の生徒は期限までに提出している。その例外を作るような、前例は作れない。可哀想だが、公立高校の試験は受けさせられない」とコメントしている。
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警察署で、あっさりと女性教師、佐藤花子は犯行の全容を話した。
生徒たちから集めた公立高校への願書を、提出するフリをして隠した事。その日のうちにシュレッダーにかけて、可燃ごみに出した事。全員分の提出期限が過ぎたのを待って、職場に自白した事。慌てふためく教職員たちを見るのが、楽しかった事。最初から捕まるつもりだった事。
署内でもベテランと呼ばれる山岡も、人生を投げ捨てたように力ない目で椅子に深く腰掛ける佐藤という女性教師のような存在は、相手にしたことが無かった。
「何故、こんなことを?」
動機の質問に、投げやりな笑みが返ってきた。きっと自白した時の教職員の慌てようを、こんな顔で見ていたのだろう。
「なんでだと思います? 刑事さん」
聞き返された。歳も二回りは下なのに、圧倒しきれない不思議な雰囲気がそこにはあった。
「学校での職場環境に不満があった、からか?」
「あー、それもいいかも。実際私も、毎月100時間残業してましたし。労働環境檄悪で直ぐみんな鬱になるんですよ。案外刑事さん、職員室の環境に詳しいんですねぇ」
「教員が人手不足なのは、今じゃ公然の事実だからな。だから君みたいな高卒でも教師になれるようになってしまった」
「教員免許、今じゃ通信科の高校でも楽にとれちゃうんですよ。そうしないと、もう教育現場は致命的に成り立たないですから」
話を合わせながらも、山岡はこれが本音の動機ではない、と情報を整理した。のらりくらりとかわす様な彼女の言動に、真正面から付き合ってはいけない。
しかし、今教育業界が空前絶後の崩壊寸前である事は、山岡も認めざるを得ない。100時間残業の話は、本当なのかもしれない。
高卒の教師が当たり前のようにいるなんて、10年前の人間に教えても鼻で笑われるだろう。未成年の教師がザラなんて、10年前の一体誰が信じるというのか。
はっきりいって、教育現場はとうに崩壊している。
教員免許の価値はこれ以上ないほどに落ちた。
10年後には、教師はいないとさえ言われている。
「そういえば君も、多田野中学校の卒業生だったね」
「ええ。そうですよ」
「通信科の高校に通って、教員免許を取って、それで教師になった訳だ」
彼女の経歴が書かれた紙を置き、ふわふわと何か雲に乗っているような雰囲気の佐藤に再度向き合う。
「何故、教師になったんだ? それしか選択肢が無かったわけではないだろう」
「いい所ついてきましたね。なんでだと思います?」
バン! と机をたたいた。怒りからでは無い。今自分が置かれている状況と、犯した罪を把握してもらう為の威嚇だ。
「いいか、君は約100人分の未来を奪ったんだ。なのにその態度は何だ」
「101人です。うち専願は8人」
思ったより詳細に把握していた。威嚇もきかず、しかも奪った事実だけは理解しているかのような口ぶりに、思わず山岡も止まってしまった。
「さっき教師になった理由、聞きましたね――最初から、多田野中学校で生徒達が頑張って頑張って挑戦しようとしていた高校受験を、滅茶苦茶にしたいと思ったからですよ」
「……どういう、ことだ」
「私は怨念です。多田野中学校で、私はとっくに死にました」
彼女が中学生だった頃、多田野中学校で何かあったという事だろうか。
「山岡さん」
取調室に入って来た部下が、俺に来るようにジェスチャーする。俺は従い、彼女の事は見張りに任せて、廊下で部下が提示したスマホの液晶を見た。
「彼女について重要なことが分かりました」
「なんだ?」
「……4年前、2028年にも多田野中学校は出願忘れをしていて、話題になりました」
その画面を見ながら、まさか、と思いながら部下に尋ねる。
「佐藤花子は」
「はい。その出願忘れで、高校受験が出来なかったのが佐藤でした」
<リーフドアオンライン 2028/3/4 8:03投稿>
■中学校が“願書出し忘れ”、生徒受験できず。説明会も難航
多田野中学校は願書を学校側が期限内に提出せず、生徒一人が志望校を受験できなかった件について3日、説明会を開いた。説明会には受験できなかった生徒の親も参加し、怒号が飛び交う事態となっていた。
説明会後、今後は個別に事態収束を進めていくと学校側はコメント。50万円で和解する事を提案したが、保護者からは「娘の未来が50万円程度のモノなのか」と強く否定され、訴訟も辞さないとの事。
なお、本件に関してこども委員会は「ほかの受験者は期限を守っている。該当の生徒にだけ、特別な対応はできない」とした。
「――や、山岡さん。こ、こんなポストが……!」
丁度ニュースを読み終えたところで、次に部下が見せたのは「いいね」や「リポスト」の数が現在進行形で急上昇しているSNSの投稿だった。そのアカウント名には【佐藤花子@多田野中学校で生徒の入試出願書を101人分出し忘れた教師は、私です】と記されていた。
逮捕されることを見越したうえで、時間差で投稿する仕組みになっていたようだ。
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私は4年前、多田野中学校が起こした入試出願忘れの被害者です。思い出していただけたのならば御幸甚です。
高校に入って、大学に行って、それなりの人生を歩もうとしていた私の未来は、多田野中学校に殺されました。今の私は、ただの怨霊です。
当時専願だった私は、他の公立高校を受けることが出来なくなりました。結果、通信高校に通わざるを得なくなりました。あの時も、こども委員会は「前例を作りたい」のお役所仕事感満載で、願書を受け取ることはありませんでした。多田野中学校が50万円という金額で手打ちにしようとしている事にも、何の発言もありませんでした。これが、子供達の教育を一心に考える組織かと思うと、当時は無知ながらとても笑った記憶があります。
裁判を起こしましたが、結局100万程度しか請求できませんでした。その100万円も、民間の訴訟費用や弁護士費用で寧ろマイナスになりました。あの事件から私の家庭は崩壊しました。学費を稼ぐために、女性として言いたくない事もしました。当時、多田野中学校の願書忘れをパッシングしていたアカウントが、性を商売にすることについては自分勝手に避難轟々だったことにも、笑った記憶があります。
そして非正規雇用で高校卒業後、教師になりました。多田野中学校は人手不足が致命的だったので、昔のことも忘れてまんまと雇ってくれました。
一昔前までは聖職と呼ばれていた教師ですが、今ではあまりの人手不足から高卒まで雇うようになりました。だって予算がないから。政府は防衛費やら、懐に収める裏金やらで金欠らしく、教育に雀の涙程度の予算しか投じません。その下のこども委員会などは、語るまでもないでしょう。
教員の業務は、今では一部人工知能に任せています。しかし、海外へアピールできる部分を見栄張っているだけであり、むしろ現場の負担は高まっています。しかも願書提出という部分ですら、未だに紙を教職員がまとめて提出する始末です。教員に渡されているPCも、生徒に支給されているタブレットも、いつも「応答なし」とか出てくる二十年も昔のスペックのままです。
色んな著名人が、教育現場について日々持論を語っています。「こども委員会は柔軟対応をするべき」とかいう声もありましたね。教師としてバズってるアカウントも、「#教育のバトン」だとかで現場の惨状を伝えています。でも立派な肩書は、所詮は肩書だけだったようで、教育現場が現在進行形で腐敗していっているのは、賢明な皆さまなら周知の通りです。教師もあまりに忙しすぎて、本当は自分のこと以外に構う時間ないですし。
その狭間で、いじめで誰かが死にます。でもこれも、SNSの特定班が反応しなければ顕在化すらしません。ゴシップネタが大好きな週刊誌も、こういう時に限って耳をふさいでばかりですし。いつまでも学校内で起きたことは【いじめ】と二つ名を着けて、法律は何故か機能しません。こんな事は50年前の昭和時代から変わりません。何が令和時代ですか。かといって、特定して大騒ぎになっても、一週間もたてば大抵の人間は何があったかさえ忘れます。毎日炎上ネタには困りませんから、この世界。
多田野中学校が2028年に願書提出忘れをした事さえ、皆様は今回の事件が起きるまで忘れていたのではないでしょうか。責める気はありません。それが人間という、忘れる生き物なのですから。こども委員会が、4年前も「前例は作れない」といった変わらぬ対応をしている事も忘れているでしょう。その前にも、何回も同じような教員による「願書出し忘れ」あった事さえ、忘れている事でしょう。
別に、今回の件でこども委員会には何も求めてません。「前例は作れない」から101人の生徒を見捨てるのも読めてました。学校という日々激務のブラック職場にも期待していません。どうせ政治家達は、過去たる子供時代に金を出すよりも、自分がこれから迎える老後時代に金を出した方がよいと考えているのでしょう。このまま教育業界は衰退の一途をたどっていくのでしょう。出生率は、2020年には85万人程度だったのが、2030年には70万人にまで下がりましたし。
これを読んでいる、【別の人間のミスで未来が奪われた事の無い】人々にも期待はしません。毎日政治への批判をしている自分に酔いしれて、オナニーを繰り返しててください。どうせ貴方達に政治は変えられない。投票率も年々下がっていますが、仮に上がったとて何も変わりはしない。これからも腐敗する教育業界の最中で、聞こえない涙を流す子供達は増え続けるでしょう。私のような怨霊に、いつか呪い殺されることでしょう。
はい。長くなってしまいましたが、私の動機をお伝えします。
私は貴方達に未来を握りつぶされた、怨霊です。だから私のように、高校を夢見て、努力を重ねた子達の未来を壊したかったんです。そのために教師になりました。
最近流行りの安楽死に委ね、忘れられるつもりなんてないです。私という怨霊を生み出した責任を、貴方達社会に取ってもらうまで。
こうすれば、私の事は忘れないでしょう。
忘れるようなら、また怨霊は現れます。
いや、多分確定で現れます。どうせ開き直って、何も変わりはしないのだから。
また願書の出し忘れが起きる事でしょう。
そしてこども委員会は面倒くさいから「前例は作れない」で忘れる事でしょう。
怨霊は、また現れるでしょう。
だって貴方たちは分かっていないのだから。
願書を出し忘れた数だけ、未来が殺されたんですよ?
私、殺されたんですよ? 殺人事件なんですよ?
だから、怨霊はまた現れるでしょう。
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「だからといって、関係ない生徒を巻き込む事は無いんじゃないのか」
「はい」
「お前がやっている事はただの八つ当たりだ」
「知ってますよ」
取調室と言う狭い部屋なのに、山岡の怒りは佐藤には響くことはなかった。代わりにこんな言葉が書いてあった。
「刑事さん、それ、SNSのコメントをそのまま読み上げてます?」
ドキ、として山岡は顔を強張らせてしまった。手元のスマホに映る、佐藤花子の長文コメントへの返信欄を見た。
「『過去の教員と同じことやった時点で同情出来ない』とか、『同じような境遇で努力で成り上がった人もいる』とか、そんなオナニーしている人ばっかりじゃないですか? 中には『風俗嬢が教員するな、金がないなら高校に行くな』なんて時代遅れのジェンダー差別もあるかな? 『たかだか行きたい高校に行けなかった程度で願書破棄は草』とか、自分が高校に行けたことが当たり前の人達もいるかな」
その通りだ。先程山岡が発した怒り、佐藤が発した呆れ、それらが答え合わせの様に上から下へスクロールされる画面に、多種多様の表現で記されていた。
「関係ない生徒を巻き込むなって言いましたよね。当時私も関係ない生徒だったんですが、どうして私の為には言ってくれないんですか?」
「それは……!」
「巻き込まれた奴は、もう見てみぬフリしていいとかいう不文律でもあるんですか。死んだ人は生きている人に迷惑かけるなって話ですかね? それなら社会に殺された私が怨霊となって蘇ったって解釈はできないのかな?」
捲し立てる佐藤の感情無き言葉に、山岡は何も言えなかった。二回りも年齢が違う少女が、抑えつければ簡単に倒れてしまいそうな細い線の女性教師が、怪物に見えた。
佐藤は少しだけ乗り出して、山岡のSNSが映し出されているスマホを指差した。
「その人たちが言ってることはね、『お前は可哀想と同情オナニーするためのAV女優同然だ。だから一生可哀想でいろ。鮮度が無くなったら俺達の邪魔にならない様日陰で暮らせ。あるいは逆転エピソードめいたなにかを考えて、俺たちに暇つぶしの話題を提供しろよ』なんですよね。前半は今の刑事さんにも刺さる話じゃないかな」
「それでもお前のやったことは、犯罪だ」
「昔のフランス革命での、名言をご存じですか? 『違法じゃなきゃ革命じゃない』ですよ……あー、でもただ、私は復讐だからあんまり当てはまらないかなぁ」
あ、今の言葉は通信科高校時代の客が教えてくれたことですよ。学校の外でも、平穏の外でも学べることは案外多いんですよね、とニコリともせず付け加えていた。
「でも今回のことで、教育業界の凋落っぷりが盛り上がるなら僥倖です。何せのご父兄に置かれましては、子供が人質に取られてるんだって、ようやく分かったでしょうから……ああ、でも最近は出生率めっちゃ減ってるし、それ程でもないかも。政治家や裕福なガキはちゃんとした私立に通ってるし。ほら、もう教育格差はどうしようもないって、どこかの偉い著名人も言ってましたしね。何が実力主義だか。生まれで決まる主義って正直に言えよ」
「……」
彼女の暴走は、もう止められそうにない。
山岡はある種の同情を彼女に示していた。刑事としてあるまじきことだというのは分かっているから、口にはしない。それに、また【同情オナニー】なんて言われることも耐え難かったからだ。
だから、彼女の行為がいかに間違っているかを必死に探す。
「……君と、四年前の願書出し忘れをしでかした教師とでは、あまりに違う点がある。きみはわざとやった」
「へー、わざとじゃなかったら、私罪に問われないんですかね? どっちにしても私の願書は届かなかったんですが。車で人を轢き殺したら故意かどうかなんて気にしないのに、変ですねえ」
逆に佐藤から同情されるような溜息を吐かれ、頭でも撫でられるように綴られる。
「刑事さん。もう取調べいいんじゃないですか? 忙しいんでしょ? 定時で帰りたいんでしょ? 私に咎がある事はもう分かったんだから、あとは事務処理でもしていればいいじゃないですか? もっとも――私は、私を救ってくれなかった国の法律で裁かれる気なんて、今更ありませんけど」
何? と山岡が眉を顰めた直後だった。
血が、取調室のモノクロな机を赤く染めた。佐藤の口から尋常ではない吐血があったのだ。
椅子の支えだけでは足りず、佐藤は冷たい床に倒れる。
「毒を飲んでいたのか!?」
「なんの事ですかね。病気が発症したんじゃないですかね?」
とぼけても無駄だ、と言っている暇はない。
おそらく遅効性の毒だろう。そんなものが一教員の手に簡単に入るとは、教育業界以外も随分と腐敗してしまった。そう感じながらも、佐藤の震える身体を抱き上げる。
記録係や部下が駆けずり回り、救急車は手配され、出来る限りの応急処置も施されるだろうが、この様子では間に合わないだろう。
「最初から死ぬ気だったのか!?」
「願書出し忘れられた時点で死んでますけど」
最初から生きる気が無かったのか。だから、ずっと乾いた返答しかしなかったのだろう。
「ところで、教員って食べるものも切り詰めなきゃいけないくらい、大変で底辺なお仕事なんですよ。だから生徒達への和解金、生命保険でも使わなきゃ払えないなって思ってまして」
「和解金……?」
「私の生命保険、5000万円なんですよ。だから一人一人、50万円渡して和解したらどうです?」
口紅の様に染まった唇で発した【50万円】。
それは4年前、佐藤花子が多田野中学校から提案された、和解の金額だ。
「……ちなみに専願は8人いました。その子たちも家庭が崩壊するでしょうね、未来が崩壊するでしょうね、他の93人だってただじゃすみません。刑事さん、殺人事件ですよ。死者8人、重傷者93人の、大規模殺人です。貴方達が、一つ怨念を見過ごしさえしなければ、こんな事にはならなかった」
がは、と再度血を吐く。殺人者の様に、山岡がその血を浴びる。
これから死ぬというのに、悲壮感は存在しなかった。死亡等経験済みと言わんばかりに、一切の恐怖はみられない。
寧ろ、死んで肉体から離れる事への宗教染みた昂揚感が、山岡の瞼に焼き付く。
「足りないなあ……足りない……もっと、たくさんドン底に突き落としたい……私は怨霊……これからも呪ってやる……国全部、呪ってやる……生まれる未来、全部呪ってやる……」
「佐藤」
「滅びちまえ……こんな世界……」
少女は、事切れた。悔しそうに、しかし楽しそうに大きく見開いた眼は、こちら見ていた。
蘇生の為に心臓マッサージを繰り返しても、もう生き返ることはない。周りの刑事と死亡時間を記録すると、ようやく毒づいた。
「くそっ」
気付けば、窓から斜陽が差し込んでいた。取調室が赤く感じるのは、佐藤の血のせいだけじゃない。
生きている人間ならば何とでも出来る。でも怨霊と化してしまった相手に、宗教心なんて持たない山岡に出来ることは、ただ成仏するように祈るしかない。
……佐藤花子を、いったいどうすれば救えたのだろうか。
少なくとも、山岡という刑事には一生解を持てない。
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<リーフドアオンライン 2036/3/1 12:34投稿>
■“願書握りつぶし”した中学校教師、書類送検 今年に入って15件目
県警は1日、不通野中学校のアルバイトの男性教師(21)を器物損壊などの罪で逮捕したと報告した。男性は今年2月上旬、生徒約34人分の願書を提出する予定だったところ、意図的に提出したと嘘の報告をし、かつ願書を破棄していた。
このような【願書握りつぶしテロ】は今年に入って15件発生しており、合計約1600人の生徒の願書が不当に破棄されている状態だ。去年に比べ、飛躍的に増加している。
こども委員会は「決して願書握りつぶしは許されることではない」としたうえで、「被害にあわれた生徒達については、公立高校入学試験を受けさせることは考えていない。前例は作れない。特別な対応はできない」とコメントしている。
生徒の入試出願書を101人分出し忘れた教師は、私です。 かずなし のなめ@「AI転生」2巻発売中 @nonumbernoname0
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