「不思議 海」を含む小説

　海緒（みお）は唯一親友と呼べるあかねに避けられるようになり悩んでいた。 　ある金曜日の放課後、ある女性から「蛍を見ることの出来る場所はないか」、と尋ねられる。 　その一週間後、…

ごくごく普通の主人公と不思議な青年の出会いを描いた物語です。

クエビコは海を越えた日の沈む先の、四つ辻鳥居の向こう側にある、黄金が実る畑に突っ立ている。 そこから動いたことなどないだろうに、あらゆることを知っていた。天気の移り変わりから、そ…

性同一障害に悩む海子は自分の居場所を求めて故郷の小樽から横浜にやって来ます。そこで偶然にショーパブで働くことになり「おなべ」として勤め初めて数年後、店に遊びに来るキャバクラ嬢の涼…

海を臨む岬の突端に佇む首切地蔵に伝わる、ある言い伝え……お地蔵さんの首から上を取って、岬の崖の上から海に投げ入れると、願いが叶う。 願いを掛ける人々によって、今夜もお地蔵さまの頭…

自分を傷つけてしまう癖がある主人公、松野澄香は高校二年生の夏、父の転勤の都合で転校をすることになった。 そしてそこで会った同じマンションに住む山本きょうだいの異様な秘密を知る。…

“そいつ”は いつもの学校 いつもの職場 いつもの公園 私達の街 街外れの森、海、川･･･ どこにだって存在している 何故“そいつ”が 私達を追…

――人間も同じかもしれないね。無数の人間の集まりが『人間』なのであって一人ひとりの主張は強くない。生まれて、死んでいくだけだけれど、それが連続して――　　 夜光虫の光と寄せては…

女子大生、三枝有羽は、急死した双子の兄に代わり、バンドの発表会でベースを弾く。 ところがなぜか演奏はトラブル続き。そんな時に耳の奥で聞こえた、不思議な響き。 日常を舞台に、現実と…

妻に先立たれ一人暮らしをしている老作家、蒲生栄治の元にやってきた思いもよらぬ訪問者。彼との出会いがきっかけとなり、蒲生は心の奥底に封印していた「ある事件」を再び追い掛け始める。襲…

　初めにお願いがあります。最後まで読まれた方は絶対にネタバレをしないようにお願いします。最後の展開がこの物語が収斂していく最も大事な展開ですので。 　生きることを実感できない主…

外界を海で囲まれた四神国。 西方に位置する西海国の姫、瑤華は父の代わりに西海国の主神・応竜を夏南国の首都・朱江へ迎えに従者の尚香と咲耶と一緒に旅に出た。 途中の天涼という町で、不…

異国で死んだはずの恋人から数年ぶりにラブレターが届く。導かれて旅に出たヒロインは夜の海で不思議な少年に出会う。

都内の海を挟んだ隣に、小さな町が橋をかけてある。街の名前は｢束暮町｣。人口は800人程度。その殆どは中学生以上の学生で、｢学生町｣なんて名前もある。 ｢阿佐ヶ谷湊｣はこの街に住む…

＜あらすじ＞ 　5年前に季節が『夏で止まってしまった島』、夏峰島。 　その島は本州を繋ぐ夏峰橋を境にはっきりと季節が別れている。 　そんな奇怪な島の名家である上根家。 　学生なが…

主人公である　波崎海斗はあるゲームに参加していた 初めてに思えるそれは、かつても、どこかで、経験したことのあるような そんな不思議な感覚に陥るゲームだった

　海でおぼれたあの日から、目の中に魚が一匹棲みついている。 　BLに置いてますけど、兄弟です。 　禁断だとかじゃないです。 　見ようによってはBL臭がするなーくらいの感じです。…

寂しがりやの不思議な少年は、毎日海辺で暇をつぶしています。 彼の友達はおじさんと海だけ。 彼の日常をゆるゆると描きます。

何度も繰り返す夏休み。 その夏休みでもきみは本当の思いを隠し静かに笑った。 その悲しげな笑みは俺に一本の道を示した。 海の中に溶ける俺に、神様は何度も夏休みをく…