「直し」を含む小説

「狙え！　ラッキーセブン！」 甲子園のマウンドに響くのは、敵を鼓舞する応援席の歓声。 ７回裏、相手の攻撃。なんとしても、このリードを守り抜いてみせる。 ボールを浅く握りしめた相棒…

「マリエル！　お前との婚約を破棄する！」 「……は？」 　モシアス王子の言葉に、私はポカンと口を開けてしまった。 　私と彼は、同じ年に王立学園に入学した。 　私たちは入学前か…

冬の独り言。

日本で死んだミケは、異世界でも公爵の飼い猫としての天寿を全うしたのだった。しかし、ミケが気がつくと幽霊になってしまっていた。 まさかの3度目の人生は猫の幽霊？！ ミケは再びご…

みゆのママは魔法使い！ 今日も「よし、ママにまっかせなさーい」って言って直してくれちゃうの！

「これはドキドキする？」 21年間誰かを好きになったことがなかった両角梨紗が出会ったのは、バンドマンの鶴間奏だった。 クリスマスの夜、梨紗は路上ライブを行う奏の綺麗な歌声に足を…

あまりに多いＷＥＢ投稿サイトでのアラビア数字表記。 「ここは原稿用紙の世界じゃない」って？ 知ってるかい、実は縦読みできる機能があるんだ。よって間違い！

犬のぬいぐるみのドギーは、藤高歩美が３才になった誕生日の両親からのプレゼント。 〖概ね１４０文字・２年目：第095話　ぬいぐるみ〗の焼き直し。 https://kakuyom…

人の姿をし、鳥に似た翼を生やし、機械の体を持つ生命体――鳥機人が、人とともに暮らす世界。 片翼の鳥機人オオタカは、同じ鳥機人のトビとともに、行商人の幌馬車に乗って旅をしていた。あ…

ある時、ある場所に、ぬいぐるみのお医者さんがいました。 そのお医者さんは、夜な夜なやってくるぬいぐるみたちの傷を直し、話を聞きます。 さて、今宵のお客様は――

善い魔法使いのハインツベルティッヒは、代替わりしながら、この国を守っています。 今のハインツベルティッヒは異国からやってきた若者ですが、ある日、嫉妬した別の魔法使いの呪いによって…

【あらすじ】 　私学文系の雄と評される一方、多彩なサークルの存在することで知られる九隅大学。浪人の末にこの大学の学生となった三摩律は、「巣ごもり」ですっかり弛んでしまった身体を鍛…

　てんちょのやつ、「今日はいい客が来る予感」なんて言ってたけど、ほんとかよ……イヤイヤ、あんな胡散臭いヒョロキザ眼鏡野郎の言うことなんか…… 　あ、客が座った。本、売れるか？！ …

夏休み。 小学二年生のマコトは、週刊誌を探すお父さんと一緒に「お化けが出る」と噂のある本屋さんを訪れる。 そこには去年まで一緒に登校していた、大好きなヨシタカ兄ちゃんがいた。 声…

古い書店、古い本が並ぶ空間は、味があるんです。 このエッセイは、とある海外の街の、二つの「古い」「書」のお店のお話。 追記 初稿で通りを一つ間違えていたので直しました。

《あらすじ》 後天性オメガの近衛騎士イアン・エバンズは、二年前に出会った運命の番を探すため、主人であるガーテリア王国第三王子ロイ・ガーテリアに退職届を出した。 ロイは魔花という不…

あの頃、友野詳ってラノベ作家、勢いありましたよね？ ……なのにれいのコラムのリストから、落ちちゃってるみたいなんですけど……。 『高飛びレイク』シリーズ、『魔獣戦士ルナ・ヴァ…

　勇者として旅を始めて10年。数々の出会いと別れを繰り返して、ようやく旅の終点である魔王城に辿り着いた。しかし、伝説の装備に身を包み魔王に挑むも、そう簡単に勝たしてくれる相手では…

「クズのFクラス同士、傷の舐め合いか！？」 「これぐらいでキレるなよ。エリートの名が泣くぞ」 天月烈火《あまつきれっか》は、『魔導騎士』養成学園に通う高校一年生。 中でも、飛び…

※ あらすじを読んでも、本文とはほとんど関わりはありません。多分。 この物語は短編です。 「そんな事、出来るわけないだろう！！ 」 僕の言葉で全てを変えてしまったキミがいる…