概要
魔法使いは誰かの願いを叶えるときにこそ、より大きなちからを発揮できる
善い魔法使いのハインツベルティッヒは、代替わりしながら、この国を守っています。
今のハインツベルティッヒは異国からやってきた若者ですが、ある日、嫉妬した別の魔法使いの呪いによって魔力を奪われ、ボロボロのぬいぐるみの姿になってしまいました。
行き倒れになっているところ、針子仕事をしている娘、エリーゼに拾われ、縫い直してもらうことで、命をつなぎます。ちからを失った彼に、彼女は名前をつけてくれました。
こうして黒羊のハインリヒとなった魔法使いは、元の姿に戻るため、貧乏暮らしだけど明るい性格のエリーゼと暮らしはじめます。
はたしてハインリヒは、呪いを解いて、奪われた名前と魔力を取り戻すことはできるでしょうか?
自分の容姿にコンプレックスがある若者と、不憫だけど前向きな娘の物語。
※他サイトにも投稿中
今のハインツベルティッヒは異国からやってきた若者ですが、ある日、嫉妬した別の魔法使いの呪いによって魔力を奪われ、ボロボロのぬいぐるみの姿になってしまいました。
行き倒れになっているところ、針子仕事をしている娘、エリーゼに拾われ、縫い直してもらうことで、命をつなぎます。ちからを失った彼に、彼女は名前をつけてくれました。
こうして黒羊のハインリヒとなった魔法使いは、元の姿に戻るため、貧乏暮らしだけど明るい性格のエリーゼと暮らしはじめます。
はたしてハインリヒは、呪いを解いて、奪われた名前と魔力を取り戻すことはできるでしょうか?
自分の容姿にコンプレックスがある若者と、不憫だけど前向きな娘の物語。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!人間嫌いの魔法使いの心をとかしたのは、貧しいお針子の無償の優しさでした
見た目はとっつきにくいけれど、話してみると意外と面白いひと。そう思ったり、思われたりしたことのあるかたも多いのではないでしょうか。
けれど話をするどころか、見た目、それも髪の色や瞳の色で最初からみんなに忌み嫌われてしまったとしたら、一体どうすればいいのでしょう。
国守りの魔法使いであるハインツベルティッヒは、自分の姿が大嫌い。さんざん疎まれてきたこともあり、姿を変える魔法を使って、黒い髪、黒い瞳を隠しています。
あるときハインツベルティッヒは、国守りの魔法使いに憧れる男に襲われて、命を落としかけます。慌てた彼は姿を変えようとしますが、魔法の力を奪われたせいで黒羊のぬいぐるみ(ハインリヒ…続きを読む