「忘れない カクヨムオンリー」を含む小説

部活中の事故により網膜剥離になる里中葵、14歳。30日後には目が見えなくなり、遠方の盲学校に転校する。それまでに自分の目に、脳に刻みたい物を１日１つずつ写真に残し、忘れられない体…

『あなたの顔が嫌い……』そんな裏腹な言葉から幼馴染の男の子との止まった時計の針が動き出した。 私、四宮華鈴（しのみやかりん）は中学二年生の女の子。 放課後の居残り勉強の付き添い…

「なんだ？ やけにご機嫌だな、てんちょ」 「ふっふっふ。わかります？ 昨日、臨時収入があったじゃないですか」 「臨時収入？ ああ、ぬいぐるみ男の『口止め料』のことか」 「そうそう…

２年半付き合った彼女の部屋に初めて入った男は、カレーの食べ方が気に入らないと言われて、突然別れを告げられる。意味が分からず、かといってどうしようもなく、そのまま部屋を追い出された…

俺、たつみ。高校生。彼女いない歴＝年齢････たはっ。 高校からの帰り道。 幼馴染のヨウコが、『今年のバレンタインの戦果』について聞いてきやがった。 知ってるくせに、イヤなヤツ。…

KACお題:ぐちゃぐちゃ

「ユニコーンは処女の娘に近寄って来るんだって。だから、私には捕まえるチャンスがあるんだよ」 朝顔の緑のカーテンの日陰で君は笑う。 「……そう言うの、男に言うのやめて」 でも…

あの味をきっと、忘れてしまっただろうから

いつか忘れていく、いつか必要になくなってしまう。そんな俺だけど――。

おそろいで買ったくまのぬいぐるみのキーホルダー。恋はだめになり、いつしか物も想いも忘れられる運命なのか？。 777文字。難しかった……。

母が死んだ。 遺品整理に来た私は、実家の倉庫であるものを見つける。 それは私が今まで忘れていたはずの、でも記憶の奥に残っていたものだった。 KACお題:ぬいぐるみ

追われる恐怖に怯える男が縋ったのは、【放念の書庫】と呼ばれる小さな書庫であった。そこには無数の不揃いな本と妖し気な店主がいて･･････｡ KAC20231【本屋】参加作品をリメ…

ある夏の日、寂れた古本屋に男女が二人。 本が繋ぐ、彼らの静かな物語の真相は──。

【KAC2023第１回『本屋』】参戦作品 　古本好きな主人公。 　その日は忘れられない日となった……。

時代は就職氷河期――。 あれよあれよと無職と化した俺は許嫁との約束をすっかり忘れていた。 そう。 俺が上京し就職に失敗したら母友の許嫁が約束を果たしにくるということを――。

　本末真夜は、たった一人、自分だけが自分に双子の妹がいたことを覚えている。確かに、真夜には朝陽という双子の妹がいたのだ。けれど、みんながそれを忘れている。みんな、朝陽なんて居なか…

不純異性行為～月と星が交わる場所へ～あの時の二人を救ってくれたのは紛れもなくこの愛でした～【皆月凛、星村拓夢編】の削除の危機に奮闘した作者のお話です。 作者本人が忘れない為のメ…

魔法が溢れる多種多様な生命が共存する世界。権力争いに巻き込まれた末席の竜の姫、オラシオン。 彼女は逃げ出した先で、かつて王族を裏切った"裏切りの一族"である心優しき少年、エレオス…

　高校入学したその日、オタクな先輩二人組による熱い部活動紹介を見せられた。 　僕の中に押し込めていたアイドルへの熱が呼び覚まされ、推し活部へと入部してしまうことになる。 　 　そ…

　タイチは自殺しようとしていた。 　町外れの川に飛び込もうとしていたところ、背後の物置小屋から声を掛けられた。声の主はスミという同い年の少女だった。タイチはスミの事が気になり始め…