「動かない」を含む小説

間代優太は誰より恋愛が好きな男子だ。青春は素晴らしいものだと、声高らかに叫ぶ高校2年生。しかしそんな彼は同時に……自身の恋愛には一切の関心が無い絶食系男子という、ちょっとした変わ…

　いつもの日常。明るい朝に、不意にソイツはふらっとやって来た。しかし、体が思う様に動かない。まさか、半分金縛りか？いつもの金縛りのような怖さが全く無かったのだが…… 　しかも、朝…

　俺は時間移動の能力がある。 しかし、不完全な能力だから行くタイミングも時代もランダム、滞在時間も短い。 　そして、なぜかトラブルを起こしてしまうから自虐的にタイムトラブラーと自…

好きなドラマ、「岸辺露伴は動かない」のロケ地が地元の近くかもと発覚し、訪れてみることに……。 その場所は、ドラマの中では妖怪が住む場所とされていて――。 果たしてタカナシはその…

闇バイト掲示板で見つけた楽勝仕事に応募した。 仕事内容は交通量調査で日給10万円。 長髪で怠そうに喋る手配師に連れられた先はゴーストタウンの雑木林の中に作られた丸い空間。 そこか…

堀江　真崎はエゴイストである。 これは彼自身認めていて、自分に利益が無い限りいくら御涙頂戴されても一切感情が動かない。 そんな彼が高校で入学した学園は完全階級制度が実施され様々な…

　変人が使っていた開発用のパソコン。 　もう動かなくなってしまっている。専門家に見せても、動かなくなってしまった理由は解らない。すべてのパーツを単体で試せば、動作してしまう。し…

　生まれつき重度の難聴、全盲、発声障害、筋ジストロフィー、白血病からの血液がん、それらを発症した現在の私の余命は二週間。 　私は何で生まれたのだろう、両親の顔や声、名前すら知ら…

時は明治十九年。日本、東京。 主人公・薄墨界は父親の営む何でも屋として活動していた。と言っても父親・博文の右腕と言う、補佐的な仕事ばかりだった。しかし、九月十六日。何でも屋に手紙…

江間義時。北条政子の弟として、棚ぼた的に権力者になってしまった彼は、元々はだんまりむっつりで、ただ流されて生きていただけだった。そんなやる気のない彼が、生涯でただ一度自ら動いて妻…

先輩の弟君の誕生日会。不貞腐れてしまって動かなくなってしまっている弟君を何とか復活させようとするお話。

横浜石川町で探偵事務所を開く元刑事の野島耕介、そして相棒はホステス出身の訳あり亜里沙。捜査権を持たない一般人である野島の事務所は、普段警察が動かない失踪者などの調査願いが多いので…

毎日あんなに真っ暗で 心が傷つき過ぎて、体も動かなくて やっと子供と困った人に猫を助けようと 悪口のオンパレード 愛護を、人権を、語る人が。 でもね、 救ってくれたのも人

洛中は中京区の先斗町にある、カフェ&バー「エクリプス」 そこのマスターは、"決して動かない陰陽師"だった…… エクリプスに訪れる様々な客達。彼らが求めるのは陰陽師としてのマスタ…

年末押し迫ったクリスマスなのに、俺は一人暮らしで彼女もいない寂しい夜を迎える。 ……筈が、ドアを開けた先にはサンタのコスプレをした可愛い子が居た。

細くしなやかな腕からは想像も付かない様な重火器を手に、メイド服姿の少女が舞う。 まるで女神か天の御使いとされる天使のような容姿を持った少女。 その瞳は何も映さず表情も動かない。 …

猫はたまに、何もない空間をじっと見つめ動かない時があります。たぶん、人には視えなくても大事なものがそこにあるのでしょう。

世界を救うためタイムマシンに乗って過去にやってきた「私」。任務を終えて元の時代に帰ろうとしたけれど肝心のタイムマシンが動かない。原因は50グラムの重量オーバー。そこで「私」が取っ…

ヴァルキリーズ・ストームでちょっとだけ出てきた天皇専用騎「水龍」の後継騎。実はこの騎体は動かせません。そこには、とんだ裏話があって……。 戦争後のお話です。

【まえがき的なやつ】 「赤いきつね」「緑のたぬき」幸せしみるショートストーリーコンテスト参加作品です。 なんと優秀賞に選んでもらいました。大賞じゃなかったのは残念ですが、上位七人…