「よりどころ」を含む小説

それっぽいことをそれらしく言うのって、死体の上で似てると思うんだけど、君はどうかな。 取り止めがなくて捉えどころがなくて常識のない話。

　突然だが今、僕の視界には幽霊が存在している。 　少し肌寒くなってきた夜更けの通学路に、唐突に現れた。 　生まれてこの方幽霊なんて存在を目の当たりにしたことはなかったけれど、宙に…

司書白姫文葉は退屈をしていた。明確な目的を持たず、物足りなさを感じる日々。 そんな諦観の中、森すみれと名乗る女性に【面白い本】を探してと欲しいと依頼される。 つかみどころないすみ…

身内のいない女子高生の屡鬼阿（るきあ）は突然心のよりどころだった親友を喪った。 何気なく日常を過ごしていた屡鬼阿は親友が巻き込まれた事件をきっかけに、捜査組織に加入することとなっ…

惑星アースのアンダーグラウンドでジャンク屋を営む少年、ケイグランは、ジャンク漁り帰りに特殊警察に拘束される。 NuMA能力という特殊能力を持っていたためだ。 彼は衛生軌道上の…

【予告編】 「いやぁ、おっかない話だねぇ」謎めいた余裕の◆クリムゾン◆。「吸血鬼、悪魔、大者から小者まで」 ――SNSに邪念の渦。 「本気かい？」クールに応じる男、■ノワー…

　なんでもない町に、とある見た目おっさんが生活していた。 　そのおっさんは古着生活30年、古着だからと言って粗末にはしない性格で、使えるものは大事にしていた。 　毎年、両親が…

ある日父が家に連れ帰った動物は、不思議と妖艶な雰囲気を備えていた。 鹿のように黒々と濡れた瞳。鈍く輝く銀色の長い毛。脚は短く、地面を引きずるように、不格好に歩く。猫に近いなにか…

　俺こと、私立探偵の乾宗十郎は、一人の女性の家を訪れた。 　彼女は・・・・名前を言えば誰でも知っている中堅どころの人気女優だ。 　俺に『昔付き合った男から病気を伝染させられた。何…

成人した王女が手にした宝石は、闇の中でも光を失うことがないという。しかし、この宝石のでどころは謎に包まれていた。 王女は宝石の秘密を知るために、隠された地下の鉱山へと向かう。

私は毎年、毎年、毎年！春先と終戦記念日近くになると嫌になるくらい同じ夢を見る。 「行かないで中佐！」なんてドラマの中のようなセリフを口にして目が覚める。 今の時代、中佐なんて階級…

【あらすじ】 　ヒビキカリンは22才。辻沢のコングロマリット「ヤオマン」の剛腕女社長の下、多忙な毎日を過ごす社畜OL。業務や私用で無理難題を押し付けるエネルギーヴァンパイアな人た…

「うわあああああ!!　チョークが折れたあ!?　テロリストの陰謀だ!!」 　仙法・気法・魔法の全てを使いこなす最強の蒼脈師、花一華ユウキは、超ネガティブな性格だった。 　チョークが…

「それでは謹んで、お預かりいたします」 　さつきの幼馴染・航夜（こうや）の家は代々、所有者や周囲の人間に怪異や災いをもたらす「忌み物」をあずかって供養する「あずかり処（どころ）…

　やや狷介な気性の二枚目高校生・根室重光と温和で情の深い性格ではあるが愚鈍で一言多い従妹の幽香。偶然、自宅の神棚から神仏への信仰心を電気エネルギーに変えて蓄えた魔導具・神電池を発…

とある老人介護施設に勤める主人公、工藤司(くどうつかさ)41歳。 心臓の持病でペースメーカーを胸に埋め込んでいるが、最近はペースメーカー無しでも平気と言われるくらい、強心臓になっ…

　わが子の行く末を案じる老親の切なる願い―― 「みんながフツーにできることが、わたしにはできない……」 「空気読めなくて、まるで幼稚で、怠けもののクセに大の食いしん坊なポンコ…

恋とお笑い、どっちの夢も叶えたい！ 有名になりたい高校生お笑い男女コンビの恋と笑いの物語。 小学生男子コンビ「しいな＆ポケッツ」のツッコミとして人気を博した椎名悦司（しいなえつ…

突如として異世界に召喚された日本の学生が11人。 その中の１人である柳浩志は自分に掲示されたステータスに突っ込みどころが多いことに気付く。 「ちょ、次期魔王候補って何！？俺そん…

今より科学技術が進んだ近未来。 ARやVRが当たり前のように使われているその時代では、ゲームの分野でもそのような技術がフル活用されていた。 小鳥遊　響（たかなし　ひびき）はそん…