概要
あなたはきっと読み返したくなります
突然だが今、僕の視界には幽霊が存在している。
少し肌寒くなってきた夜更けの通学路に、唐突に現れた。
生まれてこの方幽霊なんて存在を目の当たりにしたことはなかったけれど、宙に浮いていて透き通って見える時点でもうそれは幽霊以外の何者でもないだろう。高校生として生活してきた僕の一生もいよいよ終わってしまうのかとさみしくなりながら、幽霊に語り掛けるとする。
さあ――ここで一つの問題だ。
誰から話しかけるかが悩みどころだ。
このあたりは住宅街のため、コンクリートの壁で左右をおおわれている。
そのちょうど境目となっているこの十字路にて、僕は三体の幽霊と邂逅した。
※「5分で読書」短編小説コンテスト ホラー部門応募作品です。
本作がお気に召しましたら、どんでん返し部門にも応募しております
少し肌寒くなってきた夜更けの通学路に、唐突に現れた。
生まれてこの方幽霊なんて存在を目の当たりにしたことはなかったけれど、宙に浮いていて透き通って見える時点でもうそれは幽霊以外の何者でもないだろう。高校生として生活してきた僕の一生もいよいよ終わってしまうのかとさみしくなりながら、幽霊に語り掛けるとする。
さあ――ここで一つの問題だ。
誰から話しかけるかが悩みどころだ。
このあたりは住宅街のため、コンクリートの壁で左右をおおわれている。
そのちょうど境目となっているこの十字路にて、僕は三体の幽霊と邂逅した。
※「5分で読書」短編小説コンテスト ホラー部門応募作品です。
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