「見ないで？」を含む小説

まつりは数ヶ月前から胸の違和感に悩まされていた。部活動で活躍したり、感情の表出が激しかったり、自傷行為をする友人たちを見て、自分には何もないと感じる。その度に胸は重苦しくなるのだ…

三題噺：昼の教室、ホットパンツ、殴る

激しく対立する流派の跡取りと長女。二人は互いを憎からず思っているが、立場上それを表には出し難い。 何とか双方の流派の立ち位置を変えられないかと悩んでいたが、ある日、謎の集団にどち…

★事故物件、何も起きないことが多いらしいです★

僕は、美術の時間。 子供たちに”キリン”を描かせることにした。今までも、見たことのないキリンを。 想像力を鍛えるのに、いいと思うんだ。えっ、何がいけないの？

高校一年の夏、衝撃的な出会いを果たす。 高校一年生の女子高生、剱崎一はなんやかんやあって、クラスで、所謂陰キャに属する地味男、向日葵の素顔を見てしまう。実は向日はクラスの一軍女子…

息子が女の子が走るレースゲームをしているのを見て、なんか思い出したのでカキコ。もう十年以上前の話です。

知ってる人は知ってるかもしれませんが、石碑について話題になったことがありますので、ちょっとフィクション化してみました。

『正』の字……Ｓ県立動物愛護センターの職員青江優悟は、主要な業務の一つ、収容されている犬猫の殺処分を今日も終える。これまで何度繰り返してきただろうかとふと考えるが、もう思い出せな…

【公式自主企画】怖そうで怖くない少し怖いカクヨム百物語」参加作品です。 よくある話なのですが、実体験なので書きました。ネタ被りしそうなのがまた怖いです。

1年に1度のその日は今年もやってきた。 あなたの街に行くための準急。 夕暮れに浮かぶ三日月。 終わらないでほしかった打上花火。 今も私は夢を見ているのかもしれない

あらすじ【一部始終　ネタバレを含みます】 Ｂ町高校天文部部長、佐原莉子が死んだ。 病名不詳のまま病死と診断された事に疑問を持った天文部の鈴前七楓は、顧問と部員と共に佐原家を訪れる…

放課後、忘れ物を取りに学校に戻ったボクは・・

ありさは彼氏の雄太を事故で亡くした。 彼に誕生日プレゼントに買ってもらった自転車に乗りながら、気持ちの整理がつかない日々を送っている。 大好きなインフルエンサーのライブ配信をいつ…

真夏の眩むような暑さの中、その繁華街のある場所にずっと立ち続けると、人魚の棲む水の世界へ行ける。そこで人魚を殺し――そんな都市伝説に救いを求めた女の話。 ※『第七回こむら川小説…

皇后様は、白い御衣を重ねた上に紅の唐綾をお召しになっていらっしゃいます。そこに御髪がかかっている様の美しさたるや、絵に描いた場面でならいざしらず、現実にあろうとは思いもよらない光…

ダジャレですいません。普段は、他の競技も見るのですが、今回の五輪は何故か開会式から全く興味が持てず……。サッカーもスペイン戦のクソ審判のせいで胸糞が悪いです。なんでこんなにパリ五…

　麗らかな春のまどろむ小学６年生初日の教室で、窓の外の桜色を眺める女の子の四角い爪が気になり、僕は彼女に声を掛けた。 　人を寄せ付けない言動と、大胆な行動をする彼女に、僕は惹かれ…

　俺、斎藤大介という男は現在、この人気のない場所にあるBarで働いている。 　なぜこの場所で働いているかについてはもちろん、あの有名な芸能事務所の社長からクビを宣告されてしまった…

ご家族が孤独死を迎えた家へ介護へ行った私だったが、そこで見たものは……