「家族向け」を含む小説

――ここは、2011年の大きな地震と津波から立ち直りつつある、列島の北の方にある街「S市」。 　悠未（ユーミ）、灯理（アカリ）、祈（イノリ）、奈由歌（ナユカ）、焔（ホムラ）の五…

母を亡くした少女・アンルティーファが母の遺骨を父の墓まで届けに行く話。 これはアルファポリス様でも掲載しております。

二度目の離婚が成立して半年の領はその日、へまばかりの新人が完璧に仕事をこなしたことで上機嫌だった。 帰宅途中、奇妙な少女にあとをつけられ、パパと呼ばれるそのときまでは。

今年もこの季節がやってきた。 例年に違わず、今年も〝あれ〟が開かれる！

◆胸が熱くなる！　との声をいただきました！ 白咲ひなぎく（しろさき・ひなぎく）とパリ留学の師である黒樹悠（くろき・ゆう）は、日本でオープンしたアトリエデイジーを怪盗ブルーローズか…

※こちらはボーイズラブになります。 　１章後半からは性描写ありとなりますので、苦手な方はご注意ください。 変わり者の老婆・万知子が遺した〝ボロ宿〟で過ごす、最後の夏。 出会い…

天川出(あまかわいづる)高校2年、青街空は幼少期に両親が他界し叔父に育てられる。この物語は人と人との出会いと別れが織りなす心情を描いた物語である。

この景色を汚いと思うようになったのはいつからだろう。 よく晴れた冬の夜、空に浮かぶ金色の球を見つめながら、陽子は息を吐く。 陽子の吐息は白く揺れながら広がり、やがて消えた。 …

「connector〜夢の続きを」の続編前に、それぞれの登場人物の個性や関係性などを描いておこうと書いてみました。 中途半端に終わった夏とレオンの恋の行方。 麻美と夏の兄賢斗と…

写真好きだった祖父が亡くなった。 思い出の暗室はワクワクする秘密基地か。それとも異空間。 高校生のマコトの目から見た、静かな喪の作業。 (2009年の作品を少し修正しました。修正…

自称平凡の男 黒田一人の幸せになるまでの物語

男の寝室に毎晩少年の亡霊が現れる。 １５年前の戦争中に射殺した少年兵だ。 いったい何の用事だろう。 恨んでいるのか、それとも？ ------ 高校二年生の時に文芸部の部誌に掲載…

　異能を操る『怪盗メロディー』を捕まえるべく、探偵一家が乙木野町にやってきた。 　一方そのころ、幻想学園では「幻想祭」の開催が迫っており――。 　探偵「花鳥風月」の宣戦布告。 …

どこからともなく現れたあの人に、誰もが心を奪われる。

小学校４年生の陽介は、夏休みに田舎の祖父母の家に遊びに来ていた。 自由研究に昆虫採集をやると張り切っていた陽介を、 大好きな祖父が手伝ってくれるおかげで昆虫採集は順調に進んでいた…

小学五年生の少女が、父親に魔法を教わりながら、学校での様々な出来事に立ち向かい、成長してゆく物語。最後まで読めば、本当に魔法が使えるようになります。

全国各地に突如として大量の殺人鬼が現れてから数年後。 ある一家の元に、1人の殺人鬼がやってきた……

夜の公園で、岩崎優路は迷子の女の子を拾った。 彼女の名は西山美聡。岩崎が通う高校で一番の有名人であり、文武両道に秀でた人物だ。様々な噂が流れている西山は、とある事情で家に帰れない…

　楽しい筈の夏休み、突如の奇禍により人の営みが壊滅した孤島で、ひとり残った少女は『死んだ叔父たち』と共に暮らしていた。 　標本室で蝶と鉱石囲まれ彼女を待って眠ってるきれいな死体…

公務員の幸雄は、明日無人島へ送られる。 家族で囲む晩餐の席で、奥さんに訊ねられた。 「無人島に三つものを持っていくとしたら何にする？」