「えだは会」を含む小説

貴族の間で「ぬりかべ令嬢」と影で称されている侯爵令嬢ユーフェミア。 義母と義妹に虐げられながらも、彼女は初恋の「ハル」という少年と再会する日を夢見ていたのだが、ある日義母から悪評…

特集「二人会三選」（株式会社落演社『らい・らっく』第三十八巻第十二号） （１）明淡亭鳥ッ九・湊条可 若手真打の中でも今最も頭角を現しつつあるといわれる二人が、二ツ目時代から不定期…

学校の本館には階級があった。A組はエレガント。B組はビューティフル。C組はカマン。普通。D組はダスト。E組はエラー。転入生余所者は、F組はフール。G組はゴールドフール。H組はハー…

軽い気持ちで参加した飲み会‥ 帰り間際に現れた彼。 甘い言葉‥ 吐息‥ 誘惑‥ 全ての歯車が狂い始めた

高校1年の積木洋《つみきよう》はあらゆる場面で異性に囲まれる、詰み体質だ。 ギャル、同級生、生徒会役員、ご近所さん、友人などなど、詰み要素のすべてに異性が関わっている。 しかも全…

村雲 瑛太は所属している卓球部で最も実力があったがそれゆえに部員たちからはぶられ、練習も参加できなかったことで顧問からの評価も悪かった。 2年生の冬、瑛太はとうとう部活を辞めて…

うちの学校では文化祭のイベントの中に、男女ペアを作り社交ダンスをする行事があった。 それが嫌過ぎて去年は文化祭に行かなかった俺こと"烏矢"は、友達に強制的に家から引っ張り出されて…

ねずみとゴキブリの描写があります。苦手な方はそっと引き返してください。 実家は害獣と害虫の宝庫だった。 穀物にわく通称ゴマ虫、ハエ。 ねずみとゴキブリは粘着性の仕掛けを設置し…

しがない生徒会役員の僕は、生徒会長の詩織に片思いしてる。 詩織が佑と付き合っているのはみんな知っている。 佑はいいやつだから、僕は。

医師の長男正五郎がパワハラが原因で亡くなってしまい、当然、両親である我々夫婦も到底パワハラを是認できず争訟の提起に至る。が、ふと気づくと、63年前に正五郎の父親である筆者も卒業論…

　ネカマで姫プレイをして、下半身で物を考える男共に、レアアイテムを貢がせる日々を送る中岡進次郎。 　そんな下衆の極みとも言える彼の耳に、奴隷共のオフ会情報が入ってくる。だが、オフ…

寂しくて、会いたくて、会いたくない人がいる。 その夜、突然、彼女の部屋に密かに思いを寄せる青年が現れた。 真夜中の魔物は、その力を使って会いたい人に会わせてくれるという。絵本…

オカルト研究会所属の大学生、雲雀沢楓（ひばりさわ　かえで）は、ある夜、空中でダンス動画を撮る吸血鬼、久礼亜と出会う。 初め、吸血鬼を名乗るギャルに困惑する楓であったが、話を交わ…

勝ち気だけど不器用で可愛いお嬢様。学園の大運動会にて、チームのために懸命に走りますが――― 「きゃあっ……！！！」 待ち受けていた結末とは……

　ガタイが良くて喧嘩っ早くておっかない。 　ついたあだ名は、喧嘩王。加えて顔が怖かったので、それも合わせて鬼面の喧嘩王。 　地元じゃ喧嘩無敗の彼は――母親思いで地元愛の強い彼は―…

『今日も変わらず不細工だな、不幸だな……』 婚約者といつものお茶会をしている侯爵令嬢のアイリスは、突然自分を蔑む婚約者の声が頭の中に聞こえてきた。 話している言葉とは全くの正反…

話がふくらまなかったもの、オチのないもの、趣味に寄りすぎたものなど、いろんな理由でノートに眠ってたやつ。 暗め、重めのもの多し。 蟄居――重荷を負って海にやってきた者 明滅―…

「千草と麗美と、ポエム研究会」は、都会から島に引っ越してきた少女・千草が、島の高校で出会った麗美に誘われてポエム研究会に入部し、詩を通じて友情や自己表現を深めていく青春物語。全校…

昔のバイト先から続く行事、飲み会。隔月で行われるこの行事も、たった二人しか参加しなくなってしまった。二人になっても参加する理由なんて、ひとつしかないじゃないか。