「鴉」を含む小説

橋を渡る。その時まで僕は何か妙に不思議な存在に気づいた。 その大きな怪異とも呼べるような、その小さな芋虫のようなものに僕は全てを投げ出した。 この世界の小さな存在である僕のある物…

これは_______宇宙に日々 蔓延る怪人を釘バットでぶっ叩く ロボット幼女＆そのバディの物語 _____________________「私、兎丸！！よろしくね！」 俺…

山の頂上にある大きな屋敷に住む鬼を人々は酒呑童子と呼ぶ。 人を誑かしては喰い、酒のつまみにするその鬼の元へ訪れる者は数少ない。 「また酒を飲んでいるのか」 月見酒を飲んで…

第一回ルビーファンタジーBL小説大賞応募作品です。 カクヨム様の規約によりR18相当のEPを非公開にしています。 ※北欧神話をモチーフにしていますが、登場人物の設定や関係性、また…

常に宵闇漂う不思議な町、宵闇横丁へようこそ。 不思議な横町の話を語る男。 最期を迎えた猫に毛皮を仕立てるお面の男、死者に鴉の羽で編んだ隠蓑を商う大鴉、狐火を売る古狐の行燈屋、いつ…

地下都市《コバルティア》にはかつてランタンの灯りが存在しなかった。ほのかに光る草花だけが頼りの暗い世界。 これは灯りを求める少年たちのお話である。 †登場人物† ヴ…

──俺だけが、ヨエルを守れる。誰にも渡したくなんか無い── 一途でワンコな年下ガイド×クール美人な年上センチネルのファンタジーセンチネルバースＢＬ。 【あらすじ】 北方のビョ…

VRMMO『インペリアル・フロンティア』ログアウト不可なデスゲーム化した世界で、プレイヤーたちのあてのない攻略に行き詰まりを見せる頃、プレイヤー間治安の悪化に対する抑止力として『…

カクヨム甲子園投稿作品。 2023年6月執筆です。

巧妙に管理された研修所生活、集められたのはほとんど高校を出たての若者たちだった。なんとか溶け込もうとする「俺」なのだが、気が付けばいつも、グラウンドを飛び交う鴉たちを目で追ってい…

少女––黒咲蓮は、アルビノ体質であるというたった一点のみで全ての権利を奪われた。 虐待とイジメ。 クラス転移をして「勇者達」と言われた事から、やっと人並みの生活を送れる事を期待…

――――三千年守り続けた国は、朽ちた枝を鉄鋏で落とすように、私を切り捨てた。 神獣『金鴉』として懸命に国を守護していたはずが、ぽいっと売り渡されたさきは、そのむかし自分を袖にし…

カラスの骨は、残します。 きゃああああああああ！！！！！！！

「私はね、先生になりたいんだ」 銀光に輝く濡れた長髪を揺らし、淡い紺色の眼でこちらを見下ろした人影はそう言葉を紡いでいた。 魔法と科学が交錯した世界で、先生になりたい化け物と人…

「細谷カラスと十六ささげ、なけりゃ官軍高枕・・・」

自主企画【霊夏にしやしゃんせ】に寄せて。 ホラー短篇をひとつ。

【あらすじ】世間的には陰謀論者と呼ばれてる日陰のヒーロー瀬良楽（せららく）は戦後ずっと、子供の頃から洗脳されている九割の日本人の洗脳を解くという絶望的な戦いを始める。日本を滅亡か…

　可愛がられた思い出のない祖母の葬式で、イヤイヤながら父親の実家を訪れたあかり。 　楽しい遊園地の予定が潰れ、母にも叱られ、腹立ち紛れに古びた風鈴に八つ当たりしたのが運の尽き。幽…

室町文学異類擬軍記物の白眉『鴉鷺物語』を勝手に解体、分解、再構築。ギリシャ神話から『今昔物語』、『万葉集』から『サラダ記念日』、キ〇ィちゃんからゴ〇ちゃんまで、古今東西のあれやこ…