日本のOchyusha戦争で60万人が戦死してる事を陰謀論者だけが知っている
坂崎文明
第1話 陰謀論者と呼ばれて
まあ、なんて言うか、世間からは陰謀論者と言われてる日陰のヒーローの
主観的には完全に救世主に近いのですが、世間からは、
「デマばかり流しやがってとか」
「Ochyushaに反対するなんて、頭おかしいんじゃないか」とか、
「お前のせいで、『元気医師の会』という陰謀論を事実だという医師、政治家、憲法学者、弁護士、経営者の会とかが増加している」
と、『Ochyushaマスク真理教』の信者からよく言われるのだが、普通に事実だけを述べているので心外でしかない。
先日も魔法医師で人気小説家の『Ochyushaマスク真理教』の方が、デマを流して名誉毀損裁判で敗訴したのだが、それが陰謀論者の陰謀だというのだ。
何でもかんでも陰謀論のせいにすればいいと思ってる、そのカボチャ頭をどうにかしろよと言いたい。
あまりにもお花畑すぎる思考回路だ。
少しは現実を見てほしい。
「まあ、あの理念貴美子魔法医師兼人気小説家の小説は読んだことがないが、ドラマは結構好きで観ていたのだ。最後は自分のやったことを恥じて、つぶやきSNSのワカッターに鍵をかけて逃亡したらしいが、適切な処置だと思った。ただ、そんなに恥ずかしいのなら、Ochyushaを擁護しなければ良いのにと思うだけだ」
「あの、瀬良君、そんな面白みのない事実を述べた所で、日本が滅亡寸前の事実は動かせないわ」
「そうですよね。まったく…」
「…結局、この日本に住む、戦後ずっと洗脳されてる人々の洗脳を解いて、全員、陰謀論的な現実思考ができるようにするしかないのよ」
「…それ、無理だよ」
「え? でも、あなたは最初からそうだった訳じゃないでしょう?」
「確かに、そうだな」
「ちょっと思い出してみなさいよ」
「なるほど」
ということで、俺はちょっとした過去の記憶への旅に赴くことにした。
いや、最初に、こういう回想入れる小説は売れないと、理念貴美子魔法医師兼人気小説家が言ってたような。
まあ、いいか。
どうせ、このままでは日本は滅亡する訳だし、細かいことにこだわっても仕方ない。
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