「蝕む」を含む小説

この世界には、神が存在する。 御伽噺のように空想の存在ではなく。 ハッキリと存在して、この地上に住む命を管理していた。 神は己の世界で生きる命全てを正しき道へと導く――が、例外…

第三次世界大戦以後、戦争に使われた兵器から新物質が発生した。それは人を蝕む病魔だが、同時に力を与える神でもあった。 その力を恐れ、各国や国連の合意の元、「人工島」が作られ、収容…

ロボット、浮遊車《ホバーライド》、エネルギー弾……。これ以上ないほどまでに発展した世界は、突如として開いた異界《アビス》の穴と、それをきっかけに世界に入り込んだ異端者《スピーシア…

廃れた刑務所の地下に存在する「死独房」と呼ばれる場所があった。そこに収容された者は二度と外に出ることはなく、彼らの死因は必ず謎に包まれていた。主人公の真一は、無実の罪で収監され、…

　とある辺境の村で、いつも通りの日々を過ごしていた9歳の少女【アンリ・パラミール】。 　ちょっと嫌な事や思い通りにならないことがあったとしても、こんな何事もない平穏な日常を、…

人類は宇宙へ進出した。 進み過ぎた科学力によって人口が増え、住処を宇宙に増やすために他の惑星に移り住む。 だがそれを良く思わない異星人『アロガンティア』によって地球が侵略。何とか…

夢魔の先輩は人の感情を食べるという。しかしどんな感情を食べているのかを知っているのは先輩だけ。

飯田悠悟(いいだゆうご)は同級生である福山舞菜(ふくやままな)に高校の卒業式前日に好意を伝えられる。しかし、答えを言えぬまま「叶わないままでいい」と言い放たれた。真意をつかめぬま…

『野放し』登校の　ポニーテールが　ポトリ落ち　髪切り男　いまだ野放し ――悪人は、あなたの近くに潜んでいる。―― 2021年５月14日午前８時ごろ。ある田舎町の路上で登校中の女子…

リーリ・チノ〈赤竜を駆る姫〉として巨大な赤竜に乗り、汞狼族の戦士・カルヴァートとともに国を蝕む「クィヤル熱」の犠牲者を弔う旅をするルィヒは、ある日、ラク砂漠で倒れている若者を見つ…

『不脳』脳内で　暴れるケモノ　飼いならし　普通の暮らし　できたら上出来 ――抑えきれない憎悪が、オレを蝕む。―― 頭の中にある過去に受けた暴力の記憶が暴発。 もう一人のオレが毎日…

人の心を蝕む存在『影』が見え祓うことができる青年、町山英心（まちやまえいしん）。 だからと言って特別な使命があるわけでも、何かしらの大事件に巻き込まれたりするわけでもなく、ただ死…

「真宵がどれだけ『あい』をささやいても、 　せんせいにとっては、こどものじょうだんよね。 　真宵はそれがたまらなくくやしいの。 　真宵のほんきも、こころのそこからこがれるような…

　異世界人。危機に瀕した世界に突如として現れた救世主、もしくは今代の問題。 　だが神々は異世界人の性質とその都度起きる異変のこともあり、彼らを対処しかねていた。 　だが、ある神の…

　舞台は空中に浮かぶ巨大な樹。そこに住むヒトは、自らが寄り添い生きるその樹を“大母樹レム・ラーズ”と呼んだ。 　主人公・ザインは、レム・ラーズを蝕む“滅びの種子”から生まれる異形…

魔力0の欠陥品皇太子フェスタロ―ゼ姫、17歳。 周囲の貴族に馬鹿にされつつも、皇太子らしくあろうとする彼女に降りかかるのは非情な政治闘争。 策略にはまり王都から逃げ出したフェス…

　今ではない時代、ここではない日本で、社会の生産に何ら寄与しない異能力者たちは、考えている振り、悩んでいる振りしかしないがために、行き詰まる。行き止まり、雁字搦めで行き着く先は、…

　空に浮かぶ島で暮らす少年レインは、陽の光に当たると火傷してしまう雨雲病を患った妹のシズクと共に森の中で静かに暮らしていた。獣を狩り、森の中で薬草を取って過ごしていたレインはある…

藤間遥は日々、魔法少女としてダイアークと呼ばれる世界を蝕む悪と戦っていた。 そんなある日、灰色の交差点へと迷い込む夢を見るようになって。 これは、魔法少女が見た夢のお話。 ～～…