「童話 姫」を含む小説

小学六年生、ヒーローになりたかった女の子「皇妃 姫」。 小さくて、柔らかい華奢な体とは裏腹に前を真っ直ぐ見すえる大きく強い瞳は正義に燃える光の焔。 ふわふわした長い茶髪の、まるで…

目覚めると宙に浮いていた。（空だって飛べる）。 どん底だったあの日、親父と花火を見に行った。あれから三十年、親父が危篤だという知らせが届く・・・（花火） 誘拐され山小屋に閉じ込め…

『雪の女王』『白雪姫』『かぐや姫』etc… あらゆる『童話』をモチーフにしたお話の集まりです。改変、改悪あり。 ※モチーフにしてはおりますが、あくまでオリジナルの作品になってお…

「召喚されし者よ、その特異なる力で我が姫を救ってみせよ」 凡庸なアラサーOL・水無上星羅は、ある日突然異世界へ喚び出され、そんな無茶ぶりをされた。 しかし星羅はただの会社員だ。特…

キャベツ姫は美しい若緑の肌をした女の子でした。彼女はまずい野菜と同じ色であるというだけで子供たちから嫌われています。ある日、彼女はもっと好かれるようになりたいと願い、トマトの実を…

かわいい、かわいい、私のシンデレラ。 柔らかな日差しの中、衣服と顔を真っ黒にしたわたしを、日差しよりもずっとずっと柔らかな眼差しでおかあさまが見つめている。

_______王国には、とても美しく肌が白い「白雪姫」と周りから呼ばれる姫がいた。 そしてその姫は姉に嫌われていた。 しかしそうみすみすと姉の思惑どうりになる彼女ではない。 …

カドカワ読書タイム短編児童小説コンテスト 中間突破作品です！ （「五月の章」部分のみ） 読みやすく仕上がっています。 最後まで書いたので、読んでくれたら嬉しいな。 ＊ 「おば…

妖精たちの国で愛され育てられた取り替え子マーヤ。少女は平和だけど退屈な楽園で幸せに暮らしていました。 けれど１４歳の誕生日――嵐の夜、マーヤの運命は動き出す。 ――やめて、巻き込…

ユールは甘いもの大好き男子。 日替わりで女の子に声をかけてはカフェで舌鼓を打つ日々を送っている。 ある日図書館で可愛い女の子と出会ったユールはいつものように距離を詰めるべくお喋…

「ぼくは、はちみつの木なんだ」ともだちが欲しかった木の、小さな嘘。

毎日履き潰される12足の靴。 お城の12人のお姫様が毎夜、踊って履きつぶしていたのです。 お姫様達がどこで踊っているのか知るために、王様はおふれを出します。「姫たちがどこで踊っ…

惣山沙樹様【シチュエーション「ボタンを渡す」短編の会】企画に参加しました。 https://kakuyomu.jp/user_events/1681809307843367235…

例会で童話『眠り姫』を題材につくったショートショート三作です。

昔々。ある国の王子様は完璧で非の打ち所がないと言われていましたが……実は大きな欠点が一つ。 それは、掃除が大の苦手ということです。そのためお城の中で唯一、王子様の部屋はとんっでも…

とある研究所に囲われた被検体ロゼッタと、セキュリティAIのブラック。 彼らの満ち足りた日々とその顛末。

人魚サメは嵐の海で助けた人間の男の子に恋をします。人魚サメの想いは届くのか。 サメ童話三部作シーズン1完結です。

ある日、おじいさんが竹林に入ると、不思議なことにまばゆく光る竹を見つけました。光る竹をそっと切ると、中には美しく光る小さなサメが入っているではありませんか。子どもがいないおじいさ…

　昔々、とある王国に子宝に恵まれない、王様とお后さまがいました。 　あんまり子供が生まれないので、王様は、つい、 「悪魔でも良いから、子供が欲しい」 　と、天に向かって言って…

※本作はノベルアッププラスのイベント「新釈グリム童話フェア」用に描いた作品です。テーマとなる作品は５つ。「赤ずきん」「ヘンゼルとグレーテル」「灰かぶり姫」「ブレーメンの音楽隊」「…