「星の王子さま」を含む小説

　サン＝テグジュペリの『星の王子さま』にインスパイアされて書きました。元の作品との共通点は殆どありません。ご了承いただいた上で読んで下さると幸いです。 　あらすじ：石炭や石油の…

時に、西暦2031年。　 優柔不断の女子高生・證大寺《しょうだいじ》キョウカは、ある夜、クラスメイトの理系男子・水城《みずき》ユキと互いの秘密を共有してしまう。彼に誘われるまま打…

他人の相談を受けて手助けをするという奇妙な部活動、相談支援部。 そんな奇妙な部に所属する高校二年生、久田貞彦。 相手を決して否定せず、穏やかな笑みですべてを受け入れる部長、白…

ジーコ……ジーコ……とネジを巻く音がして、オルゴールのメロディーが拡がる。曲目は「月の沙漠」　幕が開く。舞台には何もない。赤ずきんが手に四角いバスケットを持ち、ニコニコとオルゴー…

――数えて九十九羽、絶対に。 密猟者の俺は、被絶滅危惧種である〈白鷺〉を追い、ちっぽけな惑星に墜落する。 そこには薔薇園を世話する老女と、息子にそっくりな青年、そして鳥たちがい…

一日一首ずつ、一週間ぶんの短歌をまとめました。 5首目の「薔薇」は、サン＝テグジュペリ『星の王子さま』を踏まえた読み方もできます。 6首目の「水影」とはふつう水面に映ったもの…

ほぼ俺の事(にするつもり)

レイイ、麗威。それは星の海をわたる船。 墜ちた船は探掘を生業とする若者らに出会い、「お話」を語る。 文明が失われた後の世界、廃墟の探掘で細々と命を繋ぐ人々は、麗威の有する知識に驚…

涼宮ハルヒと愉快な仲間たちの非日常的冒険譚！！ はじまり、はじまりー！

　とあるヒューマノイドの少女が主人である老人を殺した。死の淵にあった彼に少女は延々と星の王子さまを読み聞かせていたのだ。なぜ、主人が死に瀕しているのに少女は助けを呼ばなかったのか…

オカワダアキナさん主催の『金継ぎ』アンソロに掲載していただいた小説です。 わたしにとって、たなごころでずっと温めていたいような、濡れぬれとしたところのある、とても優しいアンソロで…

　中学生になったばかりのわたし（真野春海）は、同じクラスのちょっと変わった女の子、宮瀬葵と出会う。彼女は何もない空間を指さしては、「光の輪」や「光の線」が見えるというのだ。 　奇…

古ぼけたギャラクシーサービスエリアに古い唄が響く。 彼女はただ一人ひたすら待っていた。 銀河を縦走して繰り広げられ、幕が下りる、ありふれた男と女の愁嘆場。 #匿名短編バトル恋愛…

　思ったことを書いていくだけ。 　タイトルは他の方が『星の王子さま』について書いていたのを読み、「これでいっか」と思いました。何事にも意味はありません。ただの気分とその時の感情…

恋愛小説ばかり集めた短編集です。 4,000～8,000文字くらいの読み切り恋愛小説、自選アンソロジー。 　第一話　貧乏神 福の神 派遣会社で働く、小早川智美は、ある朝、恋人に…

　誰だってほんとは 　赤ちゃんみたいに 　素直になればいいんだよ―― 　気楽に生きる高校生 　　泉谷恭平（直情型・頭ユルい系男子 　心を閉ざした同級生 　　早瀬琉依…