月夜の理科部

主な登場人物

證大寺（しょうだいじ） 京華（きょうか）

　主人公。優柔不断がトレードマークの高校２年生。誠実で人付き合いも上手いが、自分との付き合い方は下手。思い通りいかないときに、ポニーテールの毛先を指でくるくるするクセがある。紅茶とふわふわバスタオルが好き。

水城（みずき） 雪（ゆき）

　クラスメイトの理系男子。即断即決。合理主義で原理主義。口癖は「自明」。男子からの信頼は厚いが、口下手のため女子受けは悪い。元・天文部で羽合先輩とはツーカーの仲。コンピューターに強い。好きなアイスは雪見だいふく。

野今（のいま） 風音（かさね）

　キョウカの中学時代からの親友。進路や部活などなんでも二股をかけることで有名。あっけらかんとした性格でケラケラとよく笑う。少し長めのボブで見た目は華奢だが、中身はオバちゃん。オリジナル格言をよく作る。

羽合（はわい） 昴（すばる）

　入学以来キョウカがずっと片想いしてきた先輩。天文部部長。頭脳明晰、スポーツ万能。顔良し、性格良し、家柄良し。星しか愛せないという噂で〈星の王子さま〉と呼ばれる。ロマンチストで子供っぽいところもある。天文全般に詳しい。

霜連（しもつれ） 綾（あや）

　理科部部長。昼間は気弱そうにしているのに、夜になるとなぜか強気。芸術肌で努力家だが、頑固な一面もある。素直に下がる２つ結びの髪がチャームポイント。スバルとは保育園からの幼馴染。

竹戸瀬（たけとせ） 礼寧（れね）

　科学みらい大学の若き准教授。大学院卒業後すぐ研究室を構えるほど優秀で、行動力もある。カワイイからキレイまで使いこなす無敵の美貌だが、大事なことを後から言うなど天然な一面も。

得居（とくい） 杏紗（あんさ）

　クラス担任の数学教師。理科部顧問でもある。数学の話をさせると止められなくなる。憎めない性格のため生徒から人気がある。真面目そうな見た目に似合わず、逆輸入の大型SUVに乗る。

證大寺（しょうだいじ） 述（のべる）

　キョウカの父。量子通信の分野で著名な大学教授。キョウカとは仲良しで、どんなことでも親身になって考えてくれる友人のような存在。大学で研究室を主宰するほか、情報通信研究所でも働く。

證大寺（しょうだいじ） 優羽（ゆう）

　キョウカの母。インターハイで優勝するほどのテニスの腕前で「何でもいいから突き抜けるのよ」が教育方針だが、口うるさくは言わない。英会話教室で働いている。トンカツが得意料理。

久遠（くおん） 硝子（しょうこ）

　大学の量子分析センターで技師（テクニシャン）として働く傍ら、副業でガラス工房も営む。ボーイッシュな短髪で、よく笑う明るい性格。

理科部・昼隊１年生（第４幕では２年生）

（ローバー班）　加藤イチコ、川口ジュンコ

（追跡班）　高木サダハル、岡キョウコ

（計算機班）　後藤エイジ、和田エイジ

（受信班）　渋川ハルミ、小田ミノリ

（文献班）　猪木ケイ、河合ヒカリ