「掌編 海」を含む小説

　青年は疲れていた。もう生きるのをやめてしまおうかと思うくらいに。 　そんなある日、ふいに頭に浮かんできた光景がある。五年まえの夏のおわり。地元の海岸で『心中ごっこ』をしていた女…

あの年の夏の夕方。海をのぞむキャンプ場。一回だけの夏合宿。 バーベキューを囲みながら、彼女はひとつの約束を願ってきた。 その約束は、数年たっても……ひょっとしたら数百年の時が過ぎ…

夏の文字ショートショート。背景設定は２１３０年代の未来で、舞台は宇宙港建設の進む赤道直下の島、とかいった設定はあるのですが微塵も出てこないので、少女達の少し不思議な出会いのお話し…

月に照らされた油彩画と疲れ切った男の体内にわだかまる思い。 先着一名、無料で短編書き下ろしますよーとツイッターで怒鳴っていたら、画家の渡邉裕美さん（https://mizuno…

300〜2000字ぐらいの1話完結形式の掌編小説を投稿していきます。 各話は独立しており、どれから読んでいただいても構いません。 ▼作品リスト 『約束の答え』　約800字 『身…

海埜水雲による海埜水雲のための海埜水雲が書きたいことを書くだけの短編集。いろーんなジャンルを書きます。 短い話ばっかりなので、隙間時間にどうぞ。

高揚と背徳がぶつかって生じた泡沫を集めて海を創ります。

自主企画『同題異話・七月号　人魚と内緒話』に参加させていただきます。

2094年、香港上空。現れたのは巨大な青白いクラゲ。 ＊＊＊ いただいたお題「クラゲ×SF」から着想を得た作品です。

海、宙、そして人々の暮らし。 繋がって、魅せられて、少女は少しずつ大人になっていくのだろうか。 ＊ 友人からのお題「琥珀糖」から着想を得て書いた作品です。

掌編です。

犀川 よう様の自主企画 「さいかわ水無月賞」参加作品。テーマは「雨」 ある日、Webサイトの広告の片隅に懐かしい言葉を見つけた。 いくら探しても見つからないその言葉を探すため、…

　漁業を生業とする年老いた男は、ある日、嵐に相棒である船を壊されてしまう。しかし、ショックを受ける男に、まさかの幸運が！ ＊1000文字で記した日常の一幕です。

海の家でバイトしている大学生の男の子二人の話です。

翠里は大学の卒業旅行で、母と伊豆稲取の「銀龍荘」を訪れた。稲取の名物、つるし雛飾りにも、伊豆の美しい海にも温泉にも心動かされない旅。 けれど、20年後の新婚旅行で、翠里が選んだの…

ある日「私」のもとに友人の乾からメールが届く。 その内容は突拍子もないもので「私」は乾を疑ったが、どうも嘘をついている様子もない。かくして我らは無謀にも、深夜の海に野郎二人で繰り…

『KAC2024 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2024～』第6回「トリあえず」参加作品。

　私の名前は空海。青い空と青い海の様に美しくあってほしいという母の願い、らしい。私にはよく解らなかったが。 　そんな母が、私が物心付いた頃にこんな事を言っていた。 　『決して箱を…

KAC2024第一回目、「〇〇には三分以内に～」のお題に則った掌編です。 女性が全裸で意味深なことを言うときは恐ろしい意図があるのかもしれないので気を付けたいものですね。

バゴプラ「気候危機」特集に応募した作品です。