「戦記 和風ファンタジー」を含む小説

※現在更新休止中です。稲獣の刈人完結後改稿予定。 銘米神が稲穂を纏う獣と化した――核を刈り、命を繋げ。 始まりは、稲成村で起きた原因不明の不作だった。 「銘米神に会いに行く」…

　狐姫。 　狐憑きの容姿をしたわたしはかつてそう呼ばれ、戦国時代で生き残るために一度は織田信長によって滅ぼされた朝倉家を再興し、その勢力を拡大させた。 　上杉家、織田家、北条家…

咎言――命を持つことば。力を持つことば。 ――そして、罪の証。 “咎持ち”はいずれも、等しく、大罪人である。 四人組の傭兵〈戦勝請負〉は、参加した戦に必ず勝利をもたらす―― ―…

国が崩壊し、暴力が秩序を支配する日本。 政府は消え、47都道府県が争う「統一戦」が始まった。 ──そんな狂った時代の片隅で、 堕ちた神の化身と出会った。 記者・明月は、取材先…

時は古墳時代。 北の大国・日高見国の王である那束は、迫る大和連合国東征の前線基地にすべく、吾妻の地の五国を順調に征服していった。 那束は自国を守る為とはいえ他国を侵略することを割…

影見島をめぐる激戦の果て、世界は静かに崩れ落ちた。 雷鳴が轟き、鬼と妖がうごめく戦場に降り立ったのは、神話のような剣士・ローラン。 誰も太刀打ちできぬ“戦神”が、嶽王すら討ち果…

妖の蔓延る第二の戦国時代、天下に最も近いと言われた鷹山武士団。 圧倒的カリスマの団長。 真面目な兄貴肌の副団長。 都から逃げ出した姫君。 姫君第一の元従者。 都から派遣された元…

時は慶安五年（1652）六月―― 御所より密かに連れ出された一子、その名は“真名井”。 託されたのは、七曜の忍びと呼ばれる影の者たちだった。 迫るは幕府の隠密、果ては甲賀の刺客…

ヒノワ国の絶対的君主――カナトビ王 彼の急死は五人の王子たちによる王位争奪戦を引き起こし、それはやがてヒノワ国大乱と呼ばれる戦争へと発展していく……

―炎を纏い、世界の全てを知るために― かつて文明が滅び、荒野と化した未来の地球。 その中で、人類の歴史を刻む遺跡を巡る者たちがいた。 ホムラは、世界のすべてを知るために旅を…

人より少しだけ成績が良いことを除いて、平凡というより他ない少年。ある日彼は、学校帰りの夜道で迷って怪しげな神社に辿り着く。沸き立つ好奇心に駆られて何気なく鳥居をくぐってみると、い…

学園ライトノベル『月光戦記』。 舞台は『業魔』と呼ばれる怪物が跋扈する現代日本。 近代兵器が通用しない敵に抗うために、人類は魔力を宿し術式を操る『祓魔師』たちに世界の平和を委ねて…

神と契約を結びうつし世に誕生した主人公の美月姫(みつき)は、蒼空（そら）助けるため大罪を犯した。運命に翻弄され、志半ばで儚く散った二つの魂、美月姫と蒼空。 死後、神判にかけられ…

　強くなるために新撰組に入隊した鷲塚京次郎。 　彼に与えられたのは、零番隊の隊長だった。 　突然の命令に困惑する京次郎だったが、構成員を見て更なる驚愕に襲われる。 　零番隊の隊士…

会社に追われ、人生に絶望していた坂本大輔は、大阪の路上で孤独に死を迎えた。 だが、次に目を覚ました時、彼は戦国時代の武家の五男として転生していた…… と思いきや、ここはどうやら…

龍神と龍脈を祀る聖なる大地にその昔、双子の男女の治める国があった。陰陽国【いんようこく】と呼ばれたその国は、四人の領主たちの反乱によって、十七代目にしてその歴史を終えた。その反乱…

少女には夫がいた。夫は七国を構成する国の一つ、榮（さかえ）の国の殿であったが、妻らしい扱いなど受けたことがなく、長らく半地下の座敷牢に幽閉されていた。 虐げられ、嘲笑われ、穀潰し…

三年前、魔物の大侵攻により故郷と家族を失った少年、新免玄一は二年間森を彷徨い続けた後、ある人物に拾われ、魔物を殺す術を覚える為に特殊霊技能養成機関に入る。 本来五年間の履修が必…

王の所有する奴隷であり、王軍師であり、剣の達人。 ある時は笛の名手、ある時は踊り子、ある時は御用聞き。 霊を従え戦場を駈け巡る少年は、一つの野望を抱いていた。 やがて野望は圧政に…

乱が始まり、鬼が生まれる。 藤丘朝が天下を一統して三十年余。二代目の帝の治政には早くも翳りが見え始めつつあった。 禁軍第五軍大将の子、上社信守は寡黙で朴訥ながら、勤勉実直なそ…