「幻想 音楽」を含む小説

朗読会用に書き溜めている詩。80〜2000文字のものをまとめています。届けたい気持ち、夢の続き、決意に告白。官能的要素もほんのり取り入れて。

弾きたい曲も弾かせてもらえず、ただ課題曲の練習に明け暮れる日々に嫌気がさした美音は、高校受験を機にピアノのレッスンをやめた。 けれど、美音の心は落ち着く事はなかった。 ある日、学…

　世界の各地には、古《いにしえ》から伝わるウタがあるという。 　隕石によって文明が崩壊した後の世界。 　天蓋《ドーム》を出て外世界を旅するジウは、自らを伝承蒐集家《フォルクロー…

都内に住むアンは、大学受験と恋に悩む高校三年生。 理解者であるじいちゃんの部屋で聴く「DISCO音楽」が大好き。じいちゃんのお気に入りはアース・ウィンド・アンド・ファイアーの「セ…

「楽しくお仕事 in 異世界」中編コンテスト応募作(中間選考突破作品) 大国アルバ・ハンメルを熱狂させていた『whetherz(ウェザーズ)』は冷静な兄のDJクモリと、攻撃的…

音楽のないミュージカル風？　オペラ風？　劇です。 声域によって役柄が決まることもあるようで、 一覧を載せると、 （女性）高い順に ソプラノ メゾソプラノ アルト （男性） …

中学に入学して間もない頃、津久見才は音楽室で、一学年上の三原正司と出会った。才の弾いたピアノの曲に、熱烈な拍手をくれ、それ以来友人のような関係になった。三原は普段は荒々しい印象だ…

その男は全ての音に旋律を見出した。楽器が出す音だけではなく、人や生き物、物質が出す全ての音を好んだ。 男は物理的な空気の波ではなく、色彩や感情、行動や現象にも音を見出していた。 …

若き作曲家、絵都。彼はある日、運命的な出会いをする。しかし、彼の恋した人は大女優。この身分違いの恋によって彼の運命は大きく左右されることになる…

因習に縛られし村で巡り会った、とある惑星の少年と少女の物語 民族音楽や多重コーラスで紡ぐ創作ファンタジー音楽CDアルバムの本編小説プロローグになります！ （小説DLカードはCDに…

新宿にある有名クラブ『W』で 音と酒に酔う夜。おれは奈々と出会った。 同じ空間を共有したふたりが行きつく先は──。

写真部に所属する高校二年生の遠野柚月には密かな趣味がある。深夜に散歩をして「死体が飾れる場所」を探すことだ。ある深夜、いつものように深夜の散歩に繰り出していると、同じ高校の少女で…

音楽が主題の小説という企画がありましたので応募してみました。音楽譚はやっぱり書きやすいですね。お暇な方は、グラーツ幻想曲を聞いてみてください。

小さな港町〈オザンナ〉で年に一度催される祭り〈海竜の日〉。その舞台に立つことを夢見る少女ミルカは、老楽器職人フリオの工房で青く美しい楽器を見つける。「自分の奏でるべき音」を探し求…

　僕の住む家の向かいには、古い廃墟の館がある。ある日そこに不思議な女の人が引っ越してきて、ひょんなことから家に招かれてしまった。ロリィタファッション、アンティーク、美しい絵画や…

〈空魚〉と呼ばれる生物とともに、人々が空に浮かぶ島で暮らす世界。辺境の街で生まれたネアは、亡き母に教わった歌と物語を愛する少女だった。ある朝、その歌声に引き寄せられるように姿を現…

月の光の幻想 出会う２人 幻想のような世界のために生きる２人

月明かりが綺麗な夜に出会った二人が、お互いの想いを本当に理解するまで。 その狭間にある真実の愛は儚くて、 ベートヴェンの月光は、 きっとそういう幻想曲風ソナタだと思う。 引かれ…

遠い南の空の下、夕陽に照らされた雲の向こうへ、 どこからともなくやってきたうたい手の声がひびきます。 生と死の豊かさと哀しみをのせて。

あのときも、甘い乳の雫をぽとりと落としましたような、美しい梔子が咲いていました。 舞台は、くちなしの香りが仄かに漂う北国の古い邸。 現在の家主であるミーシャのもとで暮らす…