「伝説 童話」を含む小説

さすらいの民に、パンの雨が降ってきた。 民は喜んだ。 民は、神にさらなる雨を要求する。

　客の来ない探偵社『バラウル』。 　この探偵社の探偵であるエドワードはかの有名なヴァンパイア狩りの末裔だった。 　先祖代々ヴァンパイア狩りを生業としてきた彼だが、彼は先祖とは異な…

全ての生き物に恐れられ、孤独に生きる竜がいた。 ある時、寝床に見慣れぬものを見つけ、竜は激怒する――。 「銀竜草」と呼ばれる花をモチーフにした大人の童話です。 柴田恭太朗様の自…

『探偵社バラウル』 そこは非現実的な依頼を受ける少しだけ変わった探偵事務所だった。 現実主義者であるヴァンヘルシングの末裔エドワードが探偵を務めるこの事務所だが、そんなエドワー…

タヌキのタヌキューは、ある朝起きたら、しっぽが９つになっていた。しっぽのせいでいじめられて、たぬきがくれの里から追放されて、国境を歩いていたタヌキューは、たぬきがくれの里と戦争中…

「アルファポリス『第15回『絵本・児童書大賞』」エントリー作品です。 昔、どうにもやり切れないことがあった時に、 その時に生えた、自分の辛く悲しい気持ちという木に成った実を、片…

【一言】男が湖に斧を落としてしまう話。 【百字】男が走っていると湖に斧を落としてしまう。そこに現れたのは――。 【備考】童話『金の斧銀の斧』のオマージュになります。

　気がつくと、小説家の世界に移転していた少女。名前も何も分かりません。 　帰るためには、小説を書いて⭐と❤を集めなければなりません。 　ナロー帝国、カクヨム王国、などどこに住んで…

ムーアと呼ばれる火山の周囲を移動する遊牧民たちがいた。 少年・ルルドは、ある日の夕暮れに、自分の名を呼ばれた気がして振り返る。 その声は「ムーアの呼び声」と言われる伝説の顕れであ…

なぜ毎朝玄関に塗れた草履があるのか。それは息子の草履であった。ある日息子を追ってみると……。 ※実在する昔話を創作した作品ですが12歳以上を推奨します。 ※小説家になろうでも…

　始まりのラグナロク、終わりのレクイエム――。 　大神殿の令嬢ダリアは、そのときを待っていた。伝説がまもなく始まる。激動の時代、真実の歴史、宇宙の創世と、大地の約定。エピメテウス…

こんにちは、青葉書店の看板娘万理望です。京王線笹塚駅の商店街『青葉書店』の童話コーナー棚には1冊他とは違う本があるんです。それは決して売ることのない本。なぜなら、そこにはとっても…

目が覚めるとそこは、知らない場所だった。 暗がりの中、話しかけてきたのは————。 『刑部姫』の二次創作。 BL、としましたが、そうしたい、という意思表示です。 二人の出…

おみつと大蛇伝説を元にした祖父と孫の物語。大学生の孫は富山県に住む祖父が、昏睡状態になったことを知る。彼は入院した、祖父の病室で泊まり込みの看病をした。孫がそこで不思議な夢を見て…

女子高生理沙が働くドラッグストアに突然現れたのは、伝説の猫妖精ケットー・シーのコイル。「助けてください」コイルに頼まれ、理沙はケット・シーの国ティル・ナ・ノーグへ向かう。ところが…

ある村にでんせつがあった。 五さいになったら宝石にさわる。 宝石にふれて、光ったら、それは神さまの子。 ぼくはさわって光ったんだ。

　物語を語りなさい。 　そこに森が広がる。 　山が広がる。林が、木の匂いが。主人公の恐れが、 　どよめきが。 　太古の夜の影におびえた誰かの記憶が、国境で泣いた人物の影が。 　太…

旧題 : ヴィヴィッドでモノトーンで、シャドウでクリア (アドベントカレンダー2021) 『御伽噺も伝説も、時代に沿っていかなきゃ廃れちゃう！』 今日もせっせと走り、伝説達を…

「裸蝶」と呼ばれる伝説の蝶にまつわる短編集。不思議な雰囲気を味わっていただければと思います。