猫妖精ケット・シーと理沙の物語　～現代の日本とケット・シーの国を行ったり来たり～

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（95文字）

優しい物語、大好きです。こういう一から十まで優しさが詰まったストレス無く読める話って案外貴重というか、web小説じゃ珍しい感じもします。単に自分が探せてないだけかもですか()

読むだけで優しさに包まれるような物語に心の中の批評家も一切の異論もなくサムズアップ。星３つじゃあまるで足りない。あと星97くらい入れたい。猫要素もあるので気持ちだけでも星500くらい届けッ！

いや〜……ほんとに良い作品でした。危うく読む予定の作品群の肥やしになりかけていたので、晩夏深まる今に読めたのは幸いでしたな！

女子高生・理沙がケット・シーの国の王様の病気を治すために、その国へ行く物語なのですが、国中猫だらけ！
正直羨ましい！

ファンシーな夢の国という印象ですが、結構現実と重なる部分もあり、入り込みやすい世界設定です。
コルムのキャラも立っており、真面目だけどちょっとおっちょこちょいなところがチャーミング。

ストーリー展開はスピーディでリーダビリティもよく、はっきりいって面白い。
ネタバレになるので詳しくは言えませんが、リサとケット・シーの国との関係性が、話数を経るごとに深まっていく様子が、微笑ましく思えます。

ケット・シーの国に行ってみたくなる、素敵な作品です。