「テディベア」を含む小説

　私の幼馴染、魚見弥生には少し変わった習慣がある。それは――初めてあった人にテディベアを贈る、というものだ。 　――私は貰ったこと、ないけど。

しんしんとふりつもるゆき。空にはまあるいお月さま。 かぜをひいたサラは、くるしくてねむれないよるをすごしていました。すると、サラがだきしめていた、クマのぬいぐるみがうごき出して……

生きる希望を失って死に場所を求め森をさまよう”私”は、大きな熊に出会った。丸々とした可愛らしいフォルム。つぶらな黒い目。体中を巡る縫い目。それは間違いなくテディベアだった。 「…

付き合って三年になる彼氏は、時々、本当に時々やらかしてくれるタイプ。 久々にやらかしてくれたと思ったら、それは・・・

宇宙一可愛いぼくのおくさんの話 の我那覇香に関するエピソードです。

KAC2023の第２回お題「ぬいぐるみ」参加作品です。 ＜わんこのおもちゃ＞ 趣味の手芸でうっぷん晴らし。 そんな目的で作られたぬいぐるみはちょっとかわいそうですが。 ＜ね…

自分の荷物と一緒に誰かの忘れ物を掴んで列車を乗り換えてしまったぼくが、ふと気づくと、隣には……。

かわいらしいぬいぐるみには興味を示した覚えがない。 しかしある時出会った小さな水色のテディ・ベアはどうしても気にかかり家に連れ帰った。 「彼」は未だに幸せそうに見えるその理由を記…

骨董屋に並べられたテディベア。それは呪いのぬいぐるみとのことだったが……

メアリーは３歳の誕生日の時に、プレゼントとして両親からテディベアをもらいました。 メアリーはそれを大事に大事にしていました。大人になっても大切にしていました。しかしある日、別れの…

　駅前ビルの中の本屋さん、と言えば聞こえはいいが、寂れた駅の前に建つ、同じく寂れたビルのテナントの一つ、と言えばなんとなくイメージが付くだろうか。 　“とまり書房”はそういう、小…

　その方のお家には、二匹のくまさんが仲良く並んで飾ってあるんです。 　しかしどうやら、不思議なことがあって。 　……他愛ないことですけど、その後の話でも聞きますか？ 　いぇね…

母親のいない娘を不憫に思った父親は、奇妙なぬいぐるみを売るお店にやってきた。選んだのはどこにでもあるテディベア。テディベアが娘の良い友達になることを願う。

Ｂａｒに一人の女性客が訪れた。女性客がバーテンダーである彼に願ったこととは…

世間を冷めた目で見る主人公の元にきたテディベア。切り刻み放置したその晩に訪れたある出来事に遭遇するが──。

KAC20232　お題：ぬいぐるみ 家族を亡くしてどん底にいた俺は、地下アイドルのライブで偶像（アイドル）に出会った。

お題「ぬいぐるみ」 捨てたはずのテディベアが帰ってきて、持ち主を幸せにするために戦う話。

ふわふわの可愛い可愛いテディベア。娘のお気に入りのテディベア。眠る時もお出かけする時もいつも一緒だ。 だけど、そのテディベアにはひみつがあった。

例の喫茶店で打ち合わせ。またしても客？が気になり集中できない編集者さん。