概要
「あれ、ミツヤマさん、あのクマの位置変えた?」
駅前ビルの中の本屋さん、と言えば聞こえはいいが、寂れた駅の前に建つ、同じく寂れたビルのテナントの一つ、と言えばなんとなくイメージが付くだろうか。
“とまり書房”はそういう、小さな書店だ。
腐っても駅前ビル、土日や祝日は比較的混雑するが、平日の昼間などはお客さんが一人もいない時間もあって、毎日閑古鳥が鳴いている。
店長のハヤシダさんは、大柄で筋骨隆々、顔立ちが良いせいで黙っているとちょっと怖い。けど、子供好きで気さくなハヤシダさんは、いつも私に気さくに声をかけてくれる。
そんなハヤシダさんが、いつになく神妙な顔で、絵本コーナーにあった付録サンプルのぬいぐるみについて聞いてきた。
▼“とまり書房”の他の話はこちら
“とまり書房”はそういう、小さな書店だ。
腐っても駅前ビル、土日や祝日は比較的混雑するが、平日の昼間などはお客さんが一人もいない時間もあって、毎日閑古鳥が鳴いている。
店長のハヤシダさんは、大柄で筋骨隆々、顔立ちが良いせいで黙っているとちょっと怖い。けど、子供好きで気さくなハヤシダさんは、いつも私に気さくに声をかけてくれる。
そんなハヤシダさんが、いつになく神妙な顔で、絵本コーナーにあった付録サンプルのぬいぐるみについて聞いてきた。
▼“とまり書房”の他の話はこちら
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?