「よつば」を含む小説

　大学生の八朔楓は、雨の中謎の青年ケイオス・アルカマギアを拾う 　雨でずぶ濡れになっていた彼を家へ招き、浴室へ案内し、ひとまずの服を用意しそれを届けに行くと一人のはずの彼が誰か…

　警視庁捜査一課の三条つばめ警部補は変わり者で有名だ。派手な花柄のドレスシャツに高いヒール。女っぽい言葉遣いで誰彼構わずお喋りを始めてしまう。 　素直すぎる相棒刑事・菊地さくらを…

　派遣社員の鶇里子《つぐみさとこ》は歌会に参加することが今年の目標だった。でも、結社の歌会は勇気がなくて、躊躇していた。 　そんな折、指導役の先輩、雲井大輔《くもいだいすけ》主…

宮ヶ崎杏柚実（みやがさきあゆみ）はとある4人組アイドルグループ「Mu’s(ムーズ)」の1人、白川メイ(しらかわめい)を推していた。ライブには抽選が当たるまで何度も挑戦し、グッズは…

柄(つか)・・・刀剣や弓の、手で握るところ。握りや鍔(つば)などがある部分の総称。 剣身・・・刀剣のなかみ。 実際に何かを斬る部分。 伝説の剣を手に入れたが、鍔(つば)の先に付…

～～～１０００文字以内のショートストーリー～～～　夏の甲子園大会県予選決勝、９回ツーアウト。２点差で勝利目前だが、疲労もピークだ。一度目のピンチに帽子のつばを見る。彼女の書いてく…

　「自分」が語る、ドッペルゲンガーに会った出来事。 　大川で釣りをしていると、夕立に降られた。横を見ると、いつの間にか、大きなつばの麦わら帽子を被った男が釣りをしていて……。 …

三条つばめは刑事らしからぬ男である。派手なファッション、高いヒール、女っぽい言葉遣い──しかしてその実態は、鋭い観察眼で執拗に犯人を追い詰めていく、優秀な警察官である。 古畑任…

幼少期から母親の教育方針で抑圧され続けた少年、石荒健作（いしあらい　けんさく） 天然パーマと天然茶髪がコンプレックスだった少女、六栗雛（むつぐり　ひな） 内面を隠し一人ぼっ…

女子高生の玖珠本《くすもと》十二月三十一日《おわり》は、親の不仲を原因にネグレクトを受け、見知らぬ男との性交で愛をとりなしていた。 そんな時、高校の同級生で同じ委員会の夏畑《なつ…

内田司（うちだつかさ）には貴島つばめという家がお隣同士の幼馴染がいる。司の家は両親が海外にいて、司も部活をしていることから家のことが疎かになっていた。そこで司の両親がつばめをメイ…

大学のサークルで書いた短編です。 【登場人物紹介】 水鏡貸数〈みかがみ・かしす〉──姉。 水鏡亜栗鼠〈みかがみ・ありす〉──妹。 水鏡母数〈みかがみ・はかず〉──母。 浦園〈…

２０２３年１０月１日・日曜日。 ９月半ばより約１か月近くの休戦期間を終え、養護施設よつば園創業者にして元園長の森川一郎と、元入所児童の米河清治による「最終戦争」と銘打たれた論争…

旧華族、安斎家の当主の娘である椿。何不自由なく暮らしてきた椿だったが、妾の子であることから、一族から蔑まれて生きてきった。そんなある雨の日、一人の男性に傘を差し出すと、いきなりキ…

「――今日、大切な何かの記憶を失った」 1年分の記憶を失った17歳の少年、楠木 夜千(クスノキ ヨルカズ)。 昨日のことは覚えてるのに、17年の人生から虫食いのように忘れて…

〜登場人物〜 木蔦 真夜斗（きづた まよと） ・木蔦組の組長 ・17歳 ・双子の兄 ・弟以外興味がない ・とても冷酷 ・頭脳（頭の良さ）、銃の扱いなら1番 ・相手を瀕死まで追い込…

第2回カクヨム短歌・俳句コンテスト、俳句の部、二十句部門参加作品です。 テーマは『初夏』。 2024年の初夏は、お天気も気候も荒れていたように思います。 それでも、そこかしこで…

「つばきの党」は、他の党を邪魔する為に作られた、という専らの噂だった。 大勢で他の党のヤジを飛ばし、選挙カー（街宣カー）を追いかけ回したりしていた。 聴衆から、止めろと抗議されて…

明路四十五年。赤い月の落日によって人々の生活は脅かされ始めた。片田舎の小さな村、そこに住まう人々全てを石に変えた少女──異能者の出現によって。 やがて幕を開けた泰生時代。激動の…

きんつばが大好物の女子中学生が〈銀鍔郷〉という幻想世界に迷い込んで、歴史上や伝説上の人物たちときんつば絡みの不思議な体験をするお話。 「幻想と怪奇」第2回ショートショート・コンテ…