「見えないよ」を含む小説

とある事件の陪審員に選ばれた、職業も性格もバラバラの１２人の男女。 事件は明らかに被告の有罪に見え、陪審員たちの話し合いもすぐに決着がつくかと思いきや、 一人の女性だけが無罪を主…

私の前世は、毒で死んだ令嬢。 ……いえ、世間的には、悪役令嬢と呼ばれていたらしいわ。 領民を虐げるグロスター伯爵家に生まれ、死に物狂いになって伯爵のお仕事をしたのだけれど。結…

大和がクラスメイトの彩弓が熱心に見ているスマホを見せてもらうと、男女二人が踊っている動画だった。 「最近ハマってる動画なの。見て見て、かっこいいんだよ」 「かっこいいって、顔も見…

料亭「堀川」の3代目であり、板長である和也。 繁盛店に育った料亭をひとり娘の一香に継がせたいと望む和也だが、娘はその願いから少しずつ逸れていく。 親の願いと娘の願い。やがてそれは…

異世界タートスに住む孤児のグロウスとシンク。２人は＜スキル＞と呼ばれる力を判定する儀式を期に世界の騒乱に巻き込まれて行く。 世界を救う使命を持った勇者、その親友として彼はどのよ…

男性アイドルユニット「ギルティー」のメンバーである司は人以外のある者にも推されていた。

男と女が崖の上にいる。女は崖下で渦巻く波を見つめ、男は水平線を眺めるしかできなかった。空は雲に覆われ、月も星も見えない。男の手はかすかに震えていた。

ある日偶然出会ったロボットアイドル「Ⅲ型ちゃん」にのめりこんでいく僕。ロボットである彼女は、人間のような感覚がないことに気が付いた僕は、せめて彼女の世界の見え方を知りたい、「彼女…

【KAC20222】お題「推し活」 かつてアイドルグループに所属していた女性漫画家が、単行本発売を記念して開いた「握手会」にアイドル時代にファンだったという女の子が現れます。目…

これはとあるTwitchの枠でのその場のノリで素人が書くこと決めたやつなので めちゃくちゃふざけた内容となってます！ それを理解したうえで読んで頂けると助かります

　主人公の敦は冴えないリーマン。ある日、彼女に振られて落ち込んでいた彼の元に不思議な贈り物が届く。誰からかも分からない贈り物だが、そこに妙な暖かさを感じる敦。 　見えない隣人を…

　小さい頃に大好きだった父が他界し、父の再婚相手だった義母と暮らしていた私、湊萌香は、実家を遠く離れた地で、毎日を暗く平凡に過ごしていた。 　灰色に見えた景色、惰性で生きる毎日…

精霊の姿が見えないものが増えた。それを寂しがっている存在。 作ったお菓子作りで、みんなに精霊を思い出してもらう？<木、火、風・水？、雷> 腹も心も満たせられれば、見えない隣人達も…

今日行われているのは、歌って踊れるアイドル『ミコト』のラストライブ。弱小事務所の顔として、一期生である彼女はずっとずっと第一線を走ってきた。 今日、そんなミコトの駆け抜けてきた…

小さな探偵事務所であくせく働く小林堂前《こばやしどうぜん》は、労力の割に儲けにならない心霊案件にあまり興味がない。 しかしそんな中でも時折やってくる依頼に対して、陰キャでコミュ…

【第5回カクヨムWeb小説コンテスト、ファンタジー部門にて特別賞を頂きました】 前世でプレイしていたゲームの世界に転生し、私はハーフエルフのマリアベルになった。 ゲームの知識を…

あるときふと、自分で命を絶ってしまう人が、最後に見る景色ってどんななんだろうと考えました。モノクロに見える世界も、視点を変えてみると意外とカラフルなのかもしれません。生きていれば…

　KAC20221のお題「二刀流」＃2 「この生徒会に足りないのは、『可愛さ』だな……」 　なんてことを言いやがった生徒会長は、私の存在が見えているのだろうか……。史上最悪とま…

【KAC2022「二刀流」参加作品】 彼女は真剣な表情で対象に向かい合い、迷いなく手を振るっていた。 その様子は、どことなく刀を構える侍のように見えた。 天才の絵に魅了された学…

とある田舎を走る小さな鉄道。この鉄道にはちょっと不思議なことがあるらしい。 数駅だけを結んでいる鉄道のため保有車両は１両編成が2本のみなのだが……そのうち1両の車両は乗る人によっ…