「私だけのヒーロー」を含む小説

　出勤中の電車内で、不意に悪阻が襲ってきた。 　内から込み上げてくる強烈な吐き気、ひどい倦怠感で立っているのも辛い。だが、出勤ラッシュ真っ只中というのもあり座席は埋まっている。席…

幼馴染みの智樹は、いつも私がピンチの時には助けてくれる。鼻血を出しながら、ボロボロになっても、にかっと笑って白い歯を見せている。

助けてくれたヒーローと助けられたヒーロー KAC20228用短編です。

小学校の低学年の頃、クラスに『にぶ』という子がいました。 にぶは言葉が不自由な子でした。 にぶは夏休みの工作で、見事な戦車を作りあげました。

そのヒーローは、この世界にはいない。直接手を差し伸べてくれることなんてことはもちろん無いし、有り得ない。でも僕は彼に幾度も助けられてきた―――。

KAC2022お題八回目は「私だけのヒーロー」でした。 自分のＫＡＣ作品はコメディ中心ですが、今回はちょっとハートフルな感じに仕上げております。 タイトルがふざけているのは、照れ…

博美ちゃんと、お兄ちゃんの会話。 ありきたりかもだが、実際にわたしが経験したことがもとになってます。 幸い、お兄ちゃんみたいにはならなかったけど。同じような場所で、そういうふう…

山の王に侮辱されて会談の場から抜け出した大樹の王、レリナ。 彼女が向かった先には、会いたかった人の姿が。 けれど彼は旅立つ直前だった。

KAC「私だけのヒーロー」に寄せて。 村を焼かれた少女は、自分だけの希望に出会う。

　未だ、恋の経験の無い僕。 　このままでは、良くないと思い、機械の力で、恋の経験をしようと、作ってみた、恋のアシストアイテム充恋器。 　とんでもない失敗作でした。 　

ヒーローは怪獣と戦うヤツだけじゃないと思うぞ！ KAC20228「私だけのヒーロー」参加作品

ＫＡＣ２０２２第８階お題【私だけのヒーロー】より。 この【だけの】が結構曲者ね。

ボードゲームの世界に入り込んじゃう体質の大須瑠々（だいす・るる）は、ボードゲーム好きの角八降（かど・やつふる）と一緒に、ボドゲ部（仮）で遊ぶ。 角くんが持ってきたのは『カスタム…

幼馴染の美月と再会した。 転校してからなんとなく疎遠になってしまっていたけれど。 美月はあの頃と違って完璧美少女になっていて、そして俺に毎日、告白してくる。

学校、行きたくないなあ。幼稚園の方が良かったな。

犯人に刺されて、死ぬ前に惨たらしく犯人を殺し返した猩々屋善継。 世間は彼を怖れるが、私は彼に救われて今もこうして生きている。 ある時、彼の息子が私の前に現れて―― KAC202…

KAC2022作品　「私だけのヒーロー」 ワインエッセイ『神の血に溺れる』の備忘録みたいなネタ帳です。 本編とは関係のない話ですが、こんなエピソードがあったということを書き記し…

バレンタインの朝。幼なじみのテンションが常より高い。 太田陽には、その理由に心当たりがあった。 なにせ、その「理由」を仕込んだのは自分なのだ。 ――わたしだけのヒーローにあげ…

街のヒーロー・ファイアーバード。 そんな彼を「射抜いた」相手は…

友であり、ヒーローだった。 そんなお話です。