概要
私を生かす、憎悪と希望。
KAC「私だけのヒーロー」に寄せて。
村を焼かれた少女は、自分だけの希望に出会う。
村を焼かれた少女は、自分だけの希望に出会う。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!名もなき花に託された希望は、夜を纏う。
主人公はまだ十三歳の少女だった。その少女の村を、ある日盗賊が襲った。無残にも殺されていく人々。焼かれる家々。それは女や子供も関係ない残忍さだった。主人公は村の近くの岩に身を隠すが、女の子から少女に成長していた主人公には、小さかった。
それでも少女は何とか生き延びて、村から逃げた。暗い、暗い、夜のことだった。村にはきっと、もう誰も生きている者はない。孤独。恐怖。絶望。
逃げた先に、少女はある男と出会う。
果たして男は、盗賊の生き残りか?
それとも——?
主人公の心情と、焼かれていく村の表現が好きでした。
是非、御一読下さい。